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屋根の塗装劣化を放置していると、悪循環しか生まれません
更新日:2023年10月17日
スレート屋根材は、耐用年数が約25年~30年ほどとなります。10年~15年を目安に塗装メンテナンスが必要といわれていますが、環境などによって劣化が早まることがあるため、メンテナンス時期の判断がなかなか難しいかもしれません。今回は、メンテナンスサインである苔(こけ)の発生した屋根の状態をご紹介します。
屋根に発生した苔(こけ)
陽当たりの状況など、屋根の面によって
苔(こけ)の発生状態に違いが出ていました。右側の屋根面は全体的に苔が繁殖していますが、左側の屋根面では、軒先に近い部分に発生していました。軒先に近い部分は、雨水が軒先にある軒樋(のきとい/横樋)へ向かって流れてくるため、どうしても雨水に触れている時間が長くなり、塗装が劣化しやすく、苔も発生しやすくなります。
塗装の劣化がもたらすもの
塗装が劣化してくると表面がザラザラしてくるため、
水はけが悪くなります。そのため苔が発生したり、残っている水分に飛散してきた
砂や土ほこりが付着して黒ずみも起こります。苔が発生してしまうと、更に水はけも悪くなります。
苔が発生しただけで雨漏りは発生しませんが、水分の滞留により防水性が損なわれている屋根材に水分が浸み込みやすくなるため屋根材自体の傷みに繋がります。水分を含んだ屋根材は
膨張し、太陽光で
乾燥する際に収縮するため、
反りやヒビが発生しやすくなります。
長くなりましたが、このようなことから定期的な塗装メンテナンスをすることで防水性や防藻性等を維持していく必要があるのです。
そのほかも気になる部分が
屋根のてっぺんにある大棟には
換気棟(かんきむね)が設置されていましたが、棟板金自体の劣化もありますので塗装が必要です。板金の継ぎ目に施された
シーリングも経年により痩せて一部剥がれていました。棟板金の釘浮きなどの症状がある場合は、棟板金をビスで増し打ちする補強と併せてシーリング補修や、状態により棟板金交換が必要となります。
また、
軒樋部分の一部では雨水が流れ切らず溜まっていました。近年は、ほとんど勾配が付けられていないことも多いようですが、毎回同じ部分に雨水がたまっていると、苔が発生したり土ほこりなどが堆積し排水に影響が出てくる場合もあります。
こちらの軒樋は、外から見ると樋が見えないような造り(箱樋等)のため、雨水がオーバーフローしてしまった場合は、軒側からあふれた雨水により外壁が傷んだり、軒先部分の屋根材が傷んだりすることもあります。
屋根をはじめ、雨樋などもご自身で確認することは難しいです。私たち街の屋根やさんでは、点検・お見積りを無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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