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屋根の形状はシンプルがいちばん? シンプルといえば切妻屋根?
更新日:2023年10月20日
屋根にはいろいろな形状があります。ベーシックなものから合わせると
18種類あります。ただ、最近は複雑な複合屋根も多く、形状名称に当てはめるのが困難な場合もあります。間取りや内装によって、屋根の形状は複雑化してきますが、シンプルな屋根がコストや雨漏りリスクが少ないといわれています。今回は、屋根形状による雨漏りについて簡単に解説します。
切妻屋根とは
切妻屋根(きりづま)は、三角屋根のシンプルな形状をしています。切妻屋根は、雨漏りリスクが低く、メンテナンスが比較的簡単に行えるため、トータル的にコストを抑えやすいのがメリットです。妻側(つまがわ)に直接雨風が当たるため外壁が傷みやすいということもありますが、
軒(のき)がしっかり出ている場合は雨漏りなどのリスクも軽減されます。
雨漏りリスクを高めてしまう仕様
屋根の形状自体がシンプルでも、別の要因で雨漏りリスクを高めてしまう場合があります。最近の建物で多いのが、
軒ゼロです。切妻屋根の場合、軒の出が短いタイプが多いのですが、切妻以外の形状でも軒の出がほぼ無い軒ゼロタイプが多くなっています。
ほかにも
天窓(トップライト)やドーマーが設置されている場合は、屋根に穴を開けてはめ込んでいるというイメージですので、将来の雨漏りリスクが非常に高くなります。
シーリングで補修する方法もありますが、いずれ交換か撤去で塞ぐ等の対応が必要です。私たち街の屋根やさんでは、天窓を含めた屋根リフォームも数多く承っておりますので、お気軽にご相談ください。
雨漏りリスクやメンテナンス費用が高い屋根形状
写真は寄棟(よせむね)の屋根にドーマーが設置されている建物です。ドーマーが設置されていない場合でも、屋根の面と面が合わさる
山や
谷が多い場合は
雨漏りのリスクが高くなります。山部分には
棟板金、谷部分には
谷板金を設置して雨水が浸入しないように工夫(
雨仕舞:あまじまい)をしていますが、メンテナンスが必要になった場合は、棟板金や谷板金の数(長さ)も多く、作業も複雑になるため費用や工期が掛かります。
これからお住まいを購入される場合、屋根の形状は出来るだけシンプルにされることをおすすめです。すでにお住まいの場合は、不具合等があった場合は早めに対処するなど、定期的なメンテナンスが大切です。シンプルな屋根から複雑な屋根形状まで、私たち街の屋根やさんへお任せください。
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