常陸大宮市で雨漏りした屋根を解体すると野地板に漏水による穴開き
更新日：2023年10月4日
屋根の葺き替えとは、古い屋根を解体して新しい屋根に変更する屋根工事法です。
関連記事▶屋根の葺き替え工事を詳しく解説
今回の屋根は、セメントをプレス加工した厚型のセメント瓦で築後30年で雨漏りの発生もあるため、屋根下地からテコ入れし健全な屋根に回復させます。
古い屋根材は、頭頂部である棟からの解体！
棟を解体すると、普段は棟瓦で見る事が叶わない下地漆喰が確認できますが・・
経年による劣化で、下地漆喰は砂状に砕けてしまっていました( ;∀;)
雨漏りしていた箇所の瓦を捲りあがると、二次防水である防水紙（ルーフィング）が裂けています。
裂けている部分は、瓦を引っかけるために設置された瓦桟（かわらざん）部分！
瓦桟で水が塞き止められないように、タテ方向に流し桟も設置されていましたが、瓦の隙間から入った長年のゴミが、雨水の排水を妨げてしまったようです。瓦桟が見事に腐っていました( ;∀;)
更に、雨漏りしていた部分の防水紙を捲ると、床材である野地板に穴があいている事も分かりました。
穴の開いた野地板を交換するため、撤去すると垂木にも漏水痕があり、若干弱っています。
ここまでの漏れ方は相応の量ですが、天井上に設置されている断熱材が漏れの発見を遅らせる事は良くあり、気づくのが遅くなったことで屋根下地まで傷めてしまう事も良くある事。
断熱性能を上げるために設置されている物が、時として弊害になる事もある。。。
なんとも理不尽な話です(>_<)
垂木にも漏水による弱りがあったため、木材を抱かせてビス留めし、垂木補強もしておきました(^^♪
そして、新しい構造用合板を施工し、雨漏り箇所の下地修理は完了です。
今回の現場は、調査した際に症状や経過年数を鑑み、総合的に判断して葺き替え工事をご提案しました。
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街の屋根やさん水戸店は【必要な物は必要！不必要な物は不必要！】と正確に判断した上で、お客様に最善の屋根工事法をご提案しています。
今現場は、やはり葺き替え工事が最善策！画像で下地状態を見たお客様にも満足いただけました(^^♪
漏水によって不具合を起こしていた下地を回復させ、ようやく新しい屋根を葺く事ができます！
今は、二次防水機能である防水紙（改質アスファルトルーフィングを使用）の敷設が完了しています。
新しい屋根材を葺いた様子は再度施工ブログにてご報告しますので、今しばらくお待ちくださいませ。
雨漏りは、放置時間に匹敵して屋根をむしばみ、被害の広がりに乗じて修理費用も膨らんでしまいます(^_^;)
街の屋根やさん水戸店は、年間100件を超える雨漏り調査を行っていますが・・
雨漏り相談を受けている現場の築年数は、築後25年～35年が圧倒的です。
屋根は、屋根材だけで雨漏りを防いでいるのではなく、二次防水である防水紙でも防いでいるんですよ。
皆様も今回の記事をぜひ参考にして頂き、雨漏りに悩まない健全な屋根を維持して下さいね(^^♪
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