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訪問業者に指摘された屋根の棟板金 本当に浮き上がっているのか
更新日:2023年09月07日
台風13号が東海・関東地方に接近し、上陸のおそれがあると報道されています。敷地内やベランダ等、風で飛ばされる恐れのあるものは早めに屋内へ移動したり、停電への備えをしておきましょう。強風や雨の影響で棟板金や屋根材の剥がれや、雨漏りが発生する可能性もあります。台風通過後は、目視で
チェックできる範囲で敷地内や屋根・雨漏りなどの不具合がないか確認してみましょう。
屋根の面と面が合わさる「山部分」を覆っているのが「棟板金」です。瓦屋根の場合は「棟瓦/冠瓦(丸瓦)」で、スレート屋根や金属屋根で使用されているものが「棟板金」です。棟瓦/棟板金があることで、屋根材の下へ
雨水が入り込まないようにしています。経年や強風の影響で、棟板金の固定が徐々に緩んでくる場合があります。
浮いていると指摘されやすい換気棟(かんきむね)
これまで、棟板金が浮いている・剝がれかけているという指摘を受けたということで、私たち街の屋根やさんへ無料点検のご依頼を数多くいただいてきました。実際に拝見させていただくと、そのような症状は確認できなかったということが半数以上です。これは、指摘が全くの虚偽か、
換気棟(かんきむね)を「浮き」と捉えたのか、と思われます。
換気棟は屋根のてっぺんにある棟(むね)に設置されています。通常の棟板金より少し高さがあるため、その段差が「浮き」に見えるのかもしれません(工事業者が見間違うことはありません)。
換気棟は、屋根裏にこもった
熱を排出する役割を持ち、家の暑さを下げる効果があります。換気棟は多ければ多いほど高い効果が期待できます。カバー工法や葺き替えのリフォーム時に換気棟を新設することも可能です。お気軽にご相談ください。
棟板金が浮いたり剥がれてしまう原因
棟板金の
下地材(貫板:ぬきいた)には
木材が使用されていることが多く、経年劣化による木材の
痩せや
腐食により、板金を留めている
釘の固定が徐々に
緩くなり、
釘浮きや
棟板金の浮きが発生することとなります。棟板金のメンテナンス時に
樹脂製の貫板を使用されることで、腐食の心配も無くなり、ステンレスビスでしっかり固定されますので耐久性もアップします。
私たち街の屋根やさんでは、棟板金交換も数多く承っております。塗装メンテナンス時に棟板金も併せて交換されるのもおすすめです。
棟板金交換工事は6,050円(税込み)/m~承っております。※棟の位置等により金額が異なります。お気軽に無料点検・見積りをご依頼ください。
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