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　下伊那郡下條村で屋根カバー工事とベランダ防水工事を行いました。
　担当者が、スレート屋根にコケが付着してしまっているのがどうも気になって、メンテナンスをお勧めしたお宅です。

無料点検のようす

　国道沿いにあって陽当たりも良く、とても目立つ場所にあるお宅です。
　職業柄、こうした目立つ場所にあるお宅はどうしても気になって屋根や外壁を見てしまいます。

　ぐるっと家の裏側まで見せて頂きました。
　日の当たらない箇所は特に苔が多く付着していました。
　また、割れたりヒビの入っている個所も少なくありませんでした。

　ベランダの状態もあまり良いとは言えませんでした。
　ベランダ周囲からの雨漏り被害も実は多いのです。

　ベランダの表面は「トップコ－ト」という塗料で仕上げられています。

　このトップコートが劣化してくると、
　ヒビ割れてきて塗膜が剥がれ、
　トップコートの下にある防水層にダメージがいってしまいます。

　そうなるとベランダだけではなく、徐々に建物全体に影響が広がってしまいます。

　ベランダも約10年程を目安にして、早めにメンテナンスを行うことをお勧めします！

ベランダ防水工事

　まず、ベランダの内壁を塗装します。
　下塗り剤はアステックペイント社の「エポパワーシーラー」を、上塗り材は「シリコンREVO」という塗料を使っています。上塗りは2回重ねて塗装します。

　一般的なシリコン塗料よりもシリコン成分が多く含まれているため、表面に汚れが付着しにくい強靭な塗膜を形成し、耐候性に優れている塗料です。
　メーカー発表の耐用年数は13～16年です。

　プライマーが乾いたら、トップコートを2回塗装します。

　こうした防水塗装もDIYで自分で行おうとする方もいらっしゃると思います。

　ただFRPの防水工事は、塗装前の下地調整することがとても重要になってきます。

　さらに乾燥時間や塗料の量に対する知識や、ムラなく塗装する技術などが必要ですので、やはりプロの職人に任せた方が「もち」が違うのではないかと思います。

　「餅は餅屋」にお任せください！

ルーフィング

　今回使用したのは「改質アスファルト（ゴムアスファルト）ルーフィング」という下葺き材です。
　通常の「アスファルトルーフィング」にポリマー等を添加して機能を向上させ、高温でダレにくく低温でも割れにくいという特性があります。
　さらに弾性があるので建物の動きに追従する伸びもあり、ステープルや釘穴に対するシール性や耐久性にも優れています。

　屋根を長持ちさせるためには、こうした防水シートも高機能のものを使っていただけると良いと思います。

　ルーフィングと同様に、軒先から施工していきます。
　新しい雪止めも設置しました。

　貫板を取り付け、棟板金を設置します。

　棟の形状に合わせ、調整しながら設置しました。

　外壁と屋根の取り合い部分もきっちりと施工しました。
　雨仕舞もばっちりです。

まとめ

　今回施工させていただいたお宅は陽当たりも良く、国道沿いで目立つ場所にありました。
　それだけに、良い材料を使ってきっちりと施工させて頂けたことに、弊社としても嬉しく思って感謝しています。

　どうしても緊急性がない限りは、屋根も外壁も補修するのは後回しになってしまいますよね。
　ですが、やはり少し早めにメンテナンスをすることでコスト削減につながるということは多々あります。

　また、決して安い買い物ではないので、私たちもお客様のご要望をきちんとしっかりお伺いしたいと思っています。

　是非、少しでも気になることがありましたら、専門の業者に相談してみてください！
　もちろん弊社でも承っております！