街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は姫路市で行った「お家のコウモリ対策も兼ねたモニエル瓦屋根葺き替え工事」になりますよ(^^)/

地域によってはお家の隙間からコウモリが侵入してお困りの方も多いのではないでしょうか？コウモリは大きさ2センチ程度と小さく、様々な隙間から屋根裏などに侵入し巣を作ります。

衛生的にも良くないコウモリの対策方法は様々ですが、今回は屋根の隙間をなくしコウモリ対策と雨漏り対策を行うためにモニエル瓦屋根葺き替え工事をご紹介していきますよ！！

姫路市でお家のコウモリ対策が必要になっている現場紹介

コチラが、姫路市でお家のコウモリ対策を兼ねたモニエル瓦屋根葺き替え工事を行う現場になりますよ(^^)/

【建物構造】
・築年数28年
・2階建て木造住宅
・屋根材　モニエル瓦
・現在　雨漏りあり

4年前にモニエル瓦屋根を塗装しているそうですが、雨漏りが発生した上にコウモリ対策でお悩みだったようなので葺き替え工事を行いコウモリの侵入経路をなくしていきます！！

コチラは、屋根の先端（軒先）になりますが、モニエル瓦屋根は波型形状であることから隙間が出来ています！

この部分からコウモリが侵入してくるそうですね、、、

他にも、コウモリが侵入しそうな場所が複数あり網などを貼るコウモリ対策は難しい状況でした(>_<)

【モニエル瓦とは？】
・ヨーロッパ発祥のセメント瓦屋根の１種です。セメントと砂を混ぜ合わせて作られた屋根材で、成分のほとんどがセメントであることから塗装しないと撥水機能はありません。

【モニエル瓦の特徴】
・屋根材の表面がざらざらしている
・陶器瓦よりも軽量で耐震性が高い
・デザイン性がおしゃれで洋風のお家に合う

モニエル瓦屋根葺き替え工事で撤去・処分作業

それでは、モニエル瓦屋根葺き替え工事を行っていきましょう(^^)/

まずは、既存のモニエル瓦屋根を撤去していきますよ！釘で固定されているため釘を抜きながらの作業になりますね。

モニエル瓦屋根には土などは入っていませんので、撤去する際にホコリが出ることはありません。

しかし、足場を組んでシートを貼るような養生作業は必要になりますよ(^^)/葺き替え工事前にご近所さんへのご挨拶も必要です！！

屋根葺き替え工事で撤去したモニエル瓦屋根は屋根から降ろし、そのままトラックへ積み込んでいきます！

その日のうちに処分場へ持っていきますよ(^^)/モニエル瓦屋根を塗装している場合は処分費用が若干高くなりますので、工事前にご説明させていただきます。

モニエル瓦屋根葺き替え工事で腐食した屋根下地を補強

既存のモニエル瓦屋根と防水シートを撤去すると、屋根下地が出てきました！

雨漏りの影響で一部ですが屋根下地が腐食している部分がありましたね(>_<)雨漏りは放置していると下地材を腐食させていきますので、早めの対応が必要になりますよ。

それでは、モニエル瓦屋根葺き替え工事で屋根下地を補強していきましょう(^^)/

まずは、垂木と呼ばれる35mm角の角材を取り付けていきます！屋根の骨組みを強化し垂木間で空気層を作り、断熱効果を高めることが目的ですね。

垂木を取り付けた上から、厚み12ミリの下地用合板を取り付けていきます(^^)/

下地用合板は9ミリの物もありますが、屋根下地に使用する際は12mmがお勧めですよ！ビスを使用して固定し隙間なく貼っていきます。

この様な感じで、丈夫で隙間のない屋根下地が出来ました(^^)/

コウモリ対策も兼ねているので、隙間は絶対に作らないようにすることがポイントですね！

屋根葺き替え工事では劣化した屋根下地の補強もできますので、雨漏りで下地が腐食していても問題ありません。

モニエル瓦屋根葺き替え工事で重要な「防水シート」

お次は、モニエル瓦屋根葺き替え工事で最も重要な防水シートを貼っていきます！！

屋根から雨漏りするということは防水シートが劣化しているということです。

防水シートの耐久年数は25～30年程度と言われておりますので、そのくらいの築年数になると雨漏りを気にしたほうが良いかもしれませんね(>_<)

今回のモニエル瓦屋根葺き替え工事で使用した防水シートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートです！

通常の防水シートに比べてゴム繊維が含有されていることから、釘穴などから漏水しないような防水シートとなっており、耐久年数は35年以上と言われてますよ(^^)/

コウモリ対策にもなる隙間の少ない屋根材をご紹介

ここから、コウモリ対策も兼ねたモニエル瓦屋根葺き替え工事で新しい屋根材を葺いていきましょう(^_^)/

今回の、モニエル瓦屋根葺き替え工事で使用している屋根材は「IG工業さんのスーパーガルテクト」になりますよ！！

既存のモニエル瓦と違い隙間が少ない屋根材ですので、コウモリ対策にも有効です。

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量はスレート屋根の4分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・ガルバリウム鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ塗装する必要がある

この屋根材はビスを使用して既存の屋根下地へと固定していきます(^_^)/屋根材同士を引っ掛ける構造ですので台風にも強いですね。

稀に釘で固定する業者さんもいますが、強度が弱くなり大型の台風で飛散するケースもあるようなので要注意ですよ！！

この屋根材の重量は既存のモニエル瓦屋根の10分の１とかなり軽量です。

今回のモニエル瓦屋根葺き替え工事で使用した「スーパーガルテクト」ですが、２種類のグレードと複数のカラーバリエーションがあります！

【標準グレード】
・ブラック　・ブラウン　・チャコール　・ブルー　・グリーン　・ワインレッド　６色展開

【フッ素グレード】
・ブラック　・ブラウン　２色展開

標準グレードよりフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度値上がりします！

表面の塗膜が5年長持ちするというのがフッ素グレードの特徴ですね。

モニエル瓦屋根葺き替え工事で各部の収まりをご紹介

ここから、モニエル瓦屋根葺き替え工事の仕上げ工程に入ります！

まずは、屋根の棟部分に下地となる貫板を取り付けていきますよ(^^)/この貫板ですが、経年劣化で腐食してくるので防腐木材や人口木材の貫板を使用することがお勧めです。

先ほど取り付けた貫板の上から、仕上げとなる棟板金を取り付けていきます(^^)/

材質は屋根と同じガルバリウム鋼板でビスを使用して固定していきますよ！棟板金は風災などで飛散しやすいため、しっかりと固定する必要がありますね。

下屋根には屋根と外壁が取り合う壁際が存在します。

この部分も雨漏りしないように収めていかないといけないので、下地となる貫板を取り付けていきますよ！！

その上から、仕上げ材である雨押え板金を取り付けていきます(^^)/

棟板金同様にビスで固定しますよ！角などの端部は現場で加工してきれいに取り付けることがポイントですね。

姫路市、モニエル瓦屋根葺き替え工事の費用と保証内容

最後に、シーリングを打設して完了となります(^^)/

今回のモニエル瓦屋根葺き替え工事費用ですが、80㎡に対して1,100,000円となっておりますね！

土の入った瓦屋根葺き替え工事比べると低価格で施工が可能です。

隙間もないのでコウモリ対策も万全ですね！

姫路市でのモニエル瓦屋根葺き替え工事で使用したIG工業スーパーガルテクトには、メーカー保証が付いております(^_^)/

・表面の色あせ15年　・表面の錆の発生20年　・表面の穴あき25年

そして弊社の保証内容として「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証を付けております(^^)/アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的にご安心頂けますよ！！

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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