２階ベランダ屋根雨樋の詰まりを高所作業車で清掃

３階建て住宅の２階ベランダ屋根の軒樋が詰まっていました。
調査の日は雨が降っていませんでしたが、それでもこれだけ水が溜まっている為、何かが詰まって排水できないようになっているようです。
雨樋から水が溢れる現象は『オーバーフロー』と呼ばれ、建物を汚したり外壁から雨漏りする原因になります。

ベランダ軒樋に溜まっていた泥や落ち葉を取り除きます。
雨樋の詰まりは長年溜まった泥や落ち葉によるものでした。詰まりを取り除いた後、水を流して清掃します。

高所作業車を使用して清掃した事で、安全・確実に作業を行う事ができました。
また、軒樋だけでなくポリカ屋根も清掃した為、屋根全体的に綺麗になり、Y様にもお喜びいただけました♪
雨樋清掃はご自身で行われる方も多いと思います。しかし、今回のように高所であったり、清掃しにくい場合は決して無理に行わず、専門業者に依頼されるようにしてくださいね。

割れた竪樋も補修

１階の竪樋も割れが生じていた為、一部交換を行っておきました。
雨樋は部分補修ができるパーツです。少しでも割れや歪み・外れがあると雨水が適切に排水できません。建物の耐久性にも影響を及ぼす為、なるべく早く補修を行う事をおススメします！

ベランダ笠木コーキングの打ち直し

ベランダ笠木のコーキングが変色していたり、コーキングに隙間ができていました。
笠木はベランダなど立ち上がり部分の上部に取り付けられる保護材で、雨水が建物躯体に侵入するのを防ぐ役割もあります。
実は笠木が原因の雨漏りは意外と多く、隙間を埋める為のコーキングが劣化していると雨水が入る可能性が高くなってしまいます。
今の所雨漏りは起きていませんが、雨漏りを未然に防ぐ為にコーキング打ち直しを行っておきます！

まずは劣化したコーキングをカッターで撤去し、養生してコーキングプライマーを塗っておきます。
コーキングプライマーはコーキングの前に塗布しておくことで、下地を整えたり、コーキングの密着性を向上させる効果があります。

充填したコーキングをヘラで伸ばしました。
マスキングテープで養生している為、はみ出さず真っすぐ綺麗に仕上がります。ヘラで伸ばしたらすぐにマスキングテープを剥がします。

ベランダ笠木コーキングの打ち直しが完了しました。
コーキングの打ち直しを行う事で、笠木の防水性を保ち、見た目もキレイになりました。
また、将来的に外壁塗装を行う事を考え、変成シリコンコーキングを使用しておきました。

コーキングはSNSやYouTube等で業者やDIYでの施工時の様子が見れて、簡単にDIYで作業が出来そうな風に感じますよね。しかし、実際コーキング作業は難しく、誤った方法で施工したりコーキングをしてはいけない箇所に施工をすると、却って雨漏りを誘発する恐れがあります。特に雨水の影響を受けやすい箇所にコーキングが必要な場合、DIYでするのではなくしっかりとした知識を持った専門の業者に依頼されることをお勧めいたします。

最後に高所作業車に乗って屋根や外壁の点検・ご報告もさせていただき、Y様には『今後のメンテナンスの見通しも立ってよかったです！』とお喜びいただけました♪

工事を行ったY様邸のアンケートをご紹介します