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飯田市 ベランダの外壁に雨水が入り込んで膨張していたお宅の外壁工事
【工事のきっかけ】
色褪せなどの劣化もあるが、
ベランダの
外壁が膨らんでいる
のが気になる・・・ということで、詳しく点検させていただきました。
基本情報
- 施工内容:その他塗装
- 施工期間:約3週間
- 築年数:15年以上
- 使用材料:【塗装】エポパワーシーラー(透明),超低汚染リファインMF-IR【外壁材】ティーレⅢ/スモークグレー
長野県飯田市にて、外壁塗装とベランダの外壁貼替え工事を行いました。
施主様が心配されていた
膨張した
ベランダの外壁は、劣化して破断したコーキングの隙間から雨水などが入り込み、紫外線にさらされて熱膨張をして・・・という状態が繰り返されたものと思われます。
このお宅の外壁材は「窯業系サイディング」です。
2022年現在、住宅の70%以上に採用されていますが、定期的に塗装によるメンテナンスが必要な外壁材です。
初期費用は抑えられるのですが、メンテナンスを先延ばしにしてしまうと防水機能が落ちてしまい、このようにコケやカビが繁殖してしまうこともあります。
窯業系サイディングを施工する際には、建材と建材の間に隙間を作り、コーキング材を充填します。
このコーキング材があることで、建物に伝わる振動や、気温や湿度による膨張・収縮の影響を抑えることができるのです。
このコーキングが劣化して弾性を失い、このように割れてきてしまうと、そういった本来の役割が果たせません。
ベランダの外壁ですが、外壁材自体の防水機能がなくなっているのが一番の原因と思われます。
「窯業系サイディング」は、セメントと繊維質等の原料を主原料としていますので、塗膜による防水機能が劣化すると、吸水しやすい特性のあるセメントが水分をため込んでしまいます。
今回はさらに、冒頭で述べたようにコーキングの劣化も加わり、サイディングは水分の吸収が進んで膨れ上がり、晴れた日にはその水分が蒸発して縮むという悪循環が繰り返されたのでしょう。
ここまでになってしまうと、ベランダの外壁は張り替えることをご提案しました。
その他は塗装によるメンテナンスを行います。
足場が組まれたら、洗浄作業から開始します。
この時点で、出来る限りの汚れを落とします。
洗浄後、塗装の前にコーキングの打替え作業を行います。
撤去の際は、カッターや専用の工具を使います。
コーキング撤去後、青く見えている下地が「ボンドブレーカー」というものです。
コーキング材を充填する際、この青い「ボンドブレーカー」があることで、外壁の素地に直接コーキングが触れることなく「2面接着」を実現できます。
外壁の素地にも接着して「3面接着」にしてしまうと、いわゆる“あそび”がなくなって3方向から伸び縮みの影響を受けて、目地にヒビが入る劣化症状が起こりやすくなってしまうのです。
とても大事な下地ですので、DIYしようと思っている場合は、旧コーキング材を切ろうとカッターを入れる際に切ってしまわないようにご注意くださいね。
古いコーキング材を撤去したら、新たなコーキング材を充填する準備を行います。
必要箇所全てにマスキングテープで養生をし、プライマー(下塗り材)を塗布します。
前述したように、ボンドブレーカーのある面ではなく、溝の両側(外壁材の側面)にプライマーが必要なのです。
新たなコーキング材を充填した後は、乾く前にマスキングテープを剥がします。
そうしないと、マスキングテープが剥がれなくなってしまいます。
膨らんでいたベランダの外壁を剥がして、新たに外壁材を施工します。
膨らんでいた箇所はなんと2.5センチにもなりました。
幸い、下地の胴縁板には濡れた形跡がなく、雨漏りはしていなかったようすです。
胴縁も撤去し、透湿防水シートも新しくしました。
窯業系サイディングを再び施工すると、また同じような状態になり兼ねないので、新たに張る外壁材は「金属系サイディング」を採用しました。
家の外壁と合わせて、旭トステム外装株式会社さんの「ティーレⅢ/スモークグレー」を使いました。
ベランダやバルコニーといった場所は、案外雨漏りの多い場所です。
下地まで腐食が進んでしまうともっと大きな工事になってしまうので、何か異変に気付いたら、早めに専門の業者さんに点検してもらってくださいね。
さて、いよいよ塗装作業です。
が、その前に養生作業を行います。
塗料が付いてはいけない場所を、ビニールで覆います。
このとき、マスキングテープを真っ直ぐに貼るのも職人の腕の見せ所です。
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下塗りに使用したのは、アステックペイント社の「エポパワーシーラー」です。
「シーラー」は、しっかり外壁材に浸透して下地を強化し、この後の上塗り材の吸い込みを抑える役割があります。また接着剤のように密着性を高める効果もあります。
上塗りは2回行います。
1回目の上塗りは「中塗り」とも言います。
上塗り材はアステックペイント社の「超低汚染リファインMF-IR」です。
2Fは「バーチグレー」、1Fは「パイオニア」という色を使ってツートンカラーで仕上げます。
3分艶なので、艶ありと比べると光の反射率が抑えられますので、落ち着いた印象になると思います。
細かいところは刷毛で、広い面はローラーを使います。
この「超低汚染リファインMF-IR」という塗料は、遮熱無機フッ素塗料で、高耐候性・遮熱性・遮熱保持性に優れ、メーカー発表の耐用年数は20~24年を誇ります。
もちろん、軒天や雨樋、帯板などの付帯部も塗装しています。
きれいに色分けできています。
ご要望に応じて、足場を撤去する前に施主様と一緒に仕上がりを確認することもあります。
施主様のOKが出たら、足場を撤去して
完成です。
メリハリのあるステキなツートンカラーの家になりました。
色の組み合わせもお陰様で好評です。
弊社ではカラーシミュレーションもご用意できますので、お気軽にご相談いただきたいと思います。
街の屋根屋さん飯田、伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
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