更新日：2023年06月12日

　葛飾区亀有にお住まいのお客様より「近所で工事をしている業者の方に屋根の板金が浮いているので危ないと指摘があり、屋根の状態がどうなっているのかが分からず不安なので調査と必要に応じて修繕のお見積りをお願いしたい」とお問い合わせをいただき調査に伺いました。

現地調査

　現地調査の様子になります。こちらの建物は、木造3階建ての住宅になり、屋根形状は、寄棟と言われる屋根の形状になりますが一部の屋根面が急勾配となっております。屋根面の途中で傾斜が変わる屋根を腰折れ屋根とも言います。

　屋根に上がり状態確認を行いました。まず、業者により指摘を受けた棟板金の様子を確認しましたが棟の浮きや飛散してしまっている箇所は確認できませんでした。棟板金を固定している釘にも浮きや抜けは確認できませんでしたので特に問題は無く良好な状態となります。この様に、訪問業者からの屋根への指摘は、その多くが特に異常が無い場合が多いので指摘を受けても焦ることなく心配な場合には信用できる業者へ点検を依頼することがオススメです。

　棟板金に問題はありませんでしたが使用されている屋根材に問題が見られました。屋根材は、大手建材メーカーのニチハより製造されたパーミルという屋根材になります。こちらの屋根は、アスベストの規制が行われた初期に製造された屋根材で、これまでアスベストを含んで耐久性を確保していた屋根材からアスベストを抜いてしまったことで耐久性が確保出来ずに設置後約7年ほどで屋根材の剥がれや割れの症状が発生し問題となっている屋根材になります。
　写真のようにミルフィーユ状に屋根材が剝離してしまうことがパミールの特徴になります。

　上記の症状をご報告し、屋根葺き替え工事、屋根カバー工事2つの工事提案を行いました。屋根カバー工事の費用は、税別698,000円より承っております。使用材料や屋根形状により異なりますので詳しくはお問い合わせください。

　私達「街の屋根屋さん」では、屋根の調査、お見積りまでは無料にて行わせていただいております。屋根に不安を覚えた際にはお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。