更新日：2023年04月10日

　江戸川区宇喜田町にお住まいのお客様より「近くで工事を行っているという業者の方より、棟板金が浮いていると指摘を受け屋根の状態が心配になったので調査をお願いしたい」とお問い合わせをいただき調査にお伺い致しました。

現地調査

　現地調査の様子になります。こちらの建物は築40年程経過した木造2階建ての住宅になります。元々屋根には瓦が使用されていたそうですが、耐震性や雨漏りが心配となり10年程前に瓦からスレート屋根に葺き替え工事を行っているとの事でした。屋根の形状は、棟を中心に左右2つの面が合わさった形の切妻を呼ばれる屋根形状になります。

　業者により指摘を受けた棟の調査を行いました。棟板金とは屋根の面と面が合わさる部分に設置されている板金となります。棟板金が浮いてしまうとスレートとの間に隙間が生じてしまう事がありますがこちらの屋根では、スレートと板金との間には大きな隙間も無く問題のない状態でした。また、棟板金の劣化症状として多く見られるのが釘の浮きや抜けですが、釘もしっかりと打ち込まれており異常は見られませんでした。

　指摘を受けた棟に問題はありませんでしたが、葺き替え工事より10年以上経過しているのでスレート表面の塗膜には色褪せが発生しておりました。チョーキングの発生は見られないため軽度な劣化ですが、撥水性は徐々に低下してきているので苔や藻の発生が部分的に生じておりました。苔や藻の発生は、スレート本体の劣化を早めてしまいますので早めのメンテナンスが推奨されます。

　緊急性のある症状は確認できませんでしたが屋根の色褪せ等の劣化症状が見られましたので先々の事を考え屋根塗装工事のご提案を行いご検討頂く事となりました。屋根塗装工事の費用は、税込み348,800円～承っております。使用材料によっても金額が異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。

　私達「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルスの感染対策を引き続き徹底して行っております。屋根のメンテナンスをご検討の際にはお気軽にご相談下さい。