現地へお伺いすると、錆びが進行した棟板金が落下していました。

Y様から「今回剥がれた棟板金は補修、それとも交換になりますか？」とご質問いただきました。
棟板金は外れてしまっても、折れや曲がり・錆びがなければ再利用が可能ですが、ここまで錆びが進行していると、再利用ではなく交換を行う必要があります。とお伝えしました。

新しい貫板木材をビスで取り付けました。

既存の貫板と比べると、色だけでなく木の密度も全く異なります。
貫板は棟板金を取り付けると見えなくなる部分ですが、棟板金を屋根に固定する為に非常に重要な部分です。
棟板金の劣化が軽微であっても、貫板の劣化は進行していた・・・というケースも少なくありません。
棟板金に折れや曲がり、錆びがない場合は貫板だけを交換する事もできますので、ぜひご相談くださいね。
▶【参考】阿蘇郡西原村で貫板交換を行った現場

棟板金のサイズに合わせて貫板を取り付けている為、ピッタリ取り付ける事ができます。
棟板金同士は少し端を重ねて施工する為、重なり部分の隙間から水が入らないようにコーキングを打っておきました。

棟板金は貫板にビス留めします。
既存の棟板金は釘で固定されていましたが、ビスに打ち替える事で釘よりも抜けにくくなります。

ケラバとの納まりも綺麗に仕上がりました。

こういった納まりの加工は、板金職人が現地で曲げ加工して仕上げます。
納まりが綺麗になるかどうかは職人の腕の見せ所です。
▶棟板金の飛散がご心配な方へ、棟板金交換工事でお悩み解決！

棟板金・貫板の交換工事が完了しました！
既存の棟板金は錆びて劣化し、一部台風で飛散していましたが、下地の貫板と棟板金を交換する事で、美観性だけでなく耐風性も復活しました。

棟板金が落下して不安に思われていたY様ですが、工事中の当店の対応や仕上がりにもご満足いただけました！
今回は棟板金の交換だけでしたが、塗装の劣化が気になる屋根塗装のお見積りも追加でご依頼いただきました（＾＾）
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