屋根の劣化状況

まず始めに屋根の洗浄からしていきます。

上牧町のN様邸の屋根は、金属屋根で高圧洗浄で洗っていくと塗膜の弱くなっている所が捲れていきました。
左の写真を見て頂ければ分かると思いますが、屋根材の頭部の方から塗膜が捲れています。

長年、紫外線や風雨にさらされて劣化した状態で、このまま放って置くと錆びが広がり酷くなると穴が開いて
しまい雨漏りを引き起こす事になってしまいます。

屋根の劣化状況は、普段確認出来ませんので１０年位の定期的なメンテナンスをされた方が屋根材も
傷みが少なくて済みますし、長く保つことができます。

外壁洗浄状況

外壁の洗浄をしている所です。

外壁は、パワーボードという外壁材でしっかりメンテナンスを行う事で６０年以上の耐久性が有るとされています。
また、厚みもしっかりしているので破損したりする可能性も低いので、メンテナンス性にも優れています。

パワーボードは、断熱性にも優れていて、外気の変化にあまり影響を受けにくいです。
なので、夏は涼しく、冬は暖かく維持してくれます。

パワーボードは、遮音性もあり外からの音はもちろん、中の音も外に漏れづらいので楽器を演奏される方には
メリットがあります。

パワーボードは、防炎性にも優れていて、周辺で火事が起きても移ってくる可能性が低く、仮に燃えたとしても
延焼を防ぐ効果があります。

パワーボードは、耐震性にも優れていて軽量で地震などの揺れに強いです。
なので、道路の近くなどにお住まいの方にはメリットが有ります。

パワーボードは、非常に高性能な外壁材である事がわかると思いますが、家を建てる際の初期費用にお金が
かかってしまいます。
これは、初期コストを下げたい方には、大きなデメリットになります。

ベランダ洗浄状況

これは、ベランダの高圧洗浄です。

N様邸のベランダは、３か所有りましてすべて床に敷物が引いてあったので、捲り上げてから洗浄しました。

ベランダの床は、シート防水されており床の敷物のおかげかさほど傷んでおらず綺麗な状態でした。

少しシート防水についてお話します。

シート防水は、塩化ビニールやゴム製のシートを専用の接着剤や機械で施工し固定して、水の浸入を防ぐ防水です。

シート防水は、下地を選ばず施工が出来るので前に施工した防水工事がシート防水以外のものでも、
（ウレタン防水、FRP防水、アスファルト防水など）シート防水は施工可能です。

なぜなら、シートをそのまま上から被せて防水機能を発揮する施工なので安心です。
直接接着しない方法（機械ト邸工法）を使用する事で、湿気の影響をほとんど受けずに施工できます。

シート防水は、耐久性に優れています。
熱や紫外線に強く防水性の有るシートの為、１５年ほど長持ちします。

シート防水は、ビルの屋上などの広い面積の防水が短期間で施工可能できます。

シート防水は、凸凹や固定されている物が多い所には不向きで、シートの隙間から水が入り、施工後に漏水する
恐れがあります。

これらのメリット、デメリットが有りますのでどういった防水工事が最適なのか、施工を依頼する際は
工事前に必ず施工業者に、点検を依頼して決めましょう。

錆び止め塗装

屋根の錆び止め状況です。

金属屋根なので、最初に錆びた所をブラシで擦って行き全体もペーパーで傷つけしながら確認していきます。

錆が酷い所は、最初に一度タッチアップで錆び止めを塗っておき、後から全体を錆び止めしています。

錆びた所は、２度塗る事になるので出来るだけ錆びの繁殖を抑える一手間です。

パワーボードのコーキング打ち

外壁材（パワーボード）の繋ぎ部分の傷んだコーキングを切り取っている所です。

基本パワーボードのコーキングは、打ち替えしませんので増し打ちで施工します。

ですが、コーキングが傷んでヒビ割れや隙間が有る場合は、コーキングの機能を果たしていないのでコーキングを切り取り施工しています。

コーキングが本来の役割を発揮する為には、一般的には８ｍｍ～１２ｍｍ程度の目地幅が必要で、
厚みに関しては１０ｍｍ以上充填する事をシーリングメーカーが推奨しています。

弊社では、コーキングの厚みを重視しているので、コーキングが薄くて切れてきたり、ひび割れたりする
事を出来るだけ長い間保てるように施工しています。

ですので、下地処理の工程は、ホントに大事です。

塗り替えの事でお悩みの方は、街の屋根やさん奈良南店へご相談ください。

フリーダイヤル　　０１２０－９９－７８１７　　まで

お待ちしています。

今回は、上牧町のN様邸の下地処理についてお話ししました。

次回は、塗装工程、完了状況についてお話しします。

ありがとうございました。