今回は一宮市で施行した雀口板金への板金カバー工事の様子を紹介します。

今回の和瓦屋根にある雀口の調査の様子

雀口とは

雀口は、瓦屋根の軒先の隙間の事です。
文章だと分かりにくいですが、写真を見ればわかりやすいと思います。

瓦はとても性能の良い建材なのですが、凹凸があるため隙間ができてしまいます。
その隙間は漆喰などで埋めるのですが、その漆喰は年数の経過によって剥がれてしまいます。
雀口も漆喰で埋めてあるのですが、漆喰が剥がれてしまうとその隙間から鳥などの動物が入ってしまう事があります。

今回の雀口の様子

こちらが雀口になります。
漆喰が割れてしまっており、小動物の出入りができる状態になってしまっています。
棟の根本にある漆喰は無い状態だと中の葺き土が出てしまいますが、
こちらの雀口は無い事で屋根に影響はありませんが、雀が巣を作ってしまう事などの獣害が起きてしまいます。

今回の雀口への板金カバー工事のご提案

今回は雀口を板金でカバーする工事をご案内しました。
屋根の棟の漆喰は、屋根の中に入った水分を吐き出してもらう必要があったため板金が使用できませんでしたが、
雀口に関しては塞いでしまっても大丈夫なので、板金などが使用できます。

雀口の工事は位置を考えると足場が必要になります。また、雨樋も無い状態でないと工事ができません。
足場が必要な工事は他にもあり、雨樋の工事や、外壁の工事があります。
足場を建てるのであれば、他の工事も同時に施工させて頂く事をご提案し、雨樋の工事も施工させていただきました。

雀口の板金カバー施工後の様子

今回の工事はこれで完了になります。
お家のリフォームにはタイミングがあり、複数の工事を同時に行う方が良い場合もあります。
ですので、お家の定期点検は、お家の事全般に詳しい人に施工してもらうようにしましょう。