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松本市|夏の暑さを何とかしたい!トタン屋根に立平葺きカバー工法
【工事のきっかけ】
2階大屋根は瓦なのでそれほど感じないが、1階の下屋根はトタンなので夏はとんでもなく暑い。何とかできないかと以前からお付き合いのある街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)に相談したところ、遮熱シートを入れて屋根を重ね葺きすればいいという提案をもらった。塗装もそろそろ限界かと思っていたので、提案通り工事をお願いした。まだ夏を迎えていないがひとまずきれいな屋根になって満足している。
というお言葉をいただきました。2階はほとんど使っていらっしゃらないとのこと、瓦屋根ということもあって今回は1階下屋根のみの工事となりました。確かに数年前から夏の暑さは異常です。古い作りのトタン屋根のお家は耐えられない暑さになると思います。そんなお困りごとを解決したいと工事に臨みました。
基本情報

- 使用材料:JFE鋼板株式会社
立平333フラット
(ガルバリウム鋼板)

松本市波田でトタン屋根に新しい屋根をかぶせるカバー工法の工事を行いました。
ここ何年かの夏の暑さに耐えきれず、何とかならないかと以前からお付き合いのある弊社にご相談いただきました。
何とかしてしまうのが街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)です。これまでの施工実績から最適な方法をご提案します。
既存の屋根は三晃式の瓦棒葺き、素材はトタン、勾配が緩い、夏の暑さにお困り、何度か塗装をしていてサビもでて状態はあまりよくない、以上の現状から遮熱塗装は塗膜がすぐに剥がれるリスクがあるので現実的ではない、遮熱効果もさほど高くないことから、新しい屋根材をかぶせるカバー工法を提案、ただ重ね葺きするだけでは熱いというお悩みは解決できないので、遮熱シートを屋根材の下に入れて熱の侵入を抑える方法を取りました。

瓦棒葺き(軒先に向かって立ち上がりの桟が通っている屋根の葺き方)のひとつで、桟に心木が入っていない形が三晃式瓦棒です。
屋根の構造体の上にルーフィング(防水シート)を貼り、その上にどぶ板という板金を取り付けて、どぶ板を通し吊子でジョイントして、篏合式(かんごうしき)もしくは馳締め式(はせしめしき)で止め、上からキャップをかぶせるので、桟の中は空洞になります。篏合もしくは馳締めで止めているのでジョイント部分からの水の侵入はほぼありません。

屋根の現状です。結論から言うと驚くほどの劣化症状はありませんでした。
・塗り残しがあります。以前は青系の色だったようで、その上に茶系の色で塗り替えているようです。少なくとも1回は塗り替え工事をされているようです。
・一部塗膜のはがれがありました。深刻な剥がれではありません。
・サビが発生しています。塗膜の防水性が失われてサビに繋がっています。
丁寧な下地処理をすれば塗装でもメンテナンスは可能でしたが、2回目以上の塗り替えになるので、塗料の持つ耐候性が十分に発揮できない、つまり期待するほど長持ちしないこと、遮熱塗料を使えば暑さの軽減にはなるが、期待以上の効果は疑問なことなどから、遮熱シートを入れて新しい屋根を重ね葺きするカバー工法をご提案しました。

施工中の写真が撮れなかったのですが、もともとあった三晃式の桟に角材を抱かせて固定、それを下地に12mm厚の構造用合板を敷きました。前の項で説明したように瓦棒の桟の中は空洞です。直接構造用合板を止めようとしてもビスが効かないです。そのため、角材を垂木に止めてそこに構造用合板をビス止めする必要があります。

構造用合板を全面に敷いたらその上にルーフィング(防水シート)を敷きます。雨漏りがあったわけではないので元々のルーフィングも生きてはいると思いますが、築年数が経っていること、ルーフィングの寿命はとっくに過ぎていることからもあって、新しいルーフィングを敷きました。
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今回、お施主様の最大のお悩みはここ数年来の夏の暑さです。屋根で暑さを解消できるのであればお願いしたいというのがご要望でした。そんなお悩みを解決するのが遮熱シート【サーモバリア】です。梱包材のプチプチのようなものを純度99.9%のアルミ箔で挟んだ建材です。遮熱というのがポイントで、退避するものに断熱材があります。断熱材は熱の伝道を遅くする建材です。一方遮熱材は熱の伝道を反射させる建材です。
熱の伝道は ①直接触れて伝わる伝導熱 ②空気の流れで伝わる対流熱 ③赤外線で伝わる輻射熱 の3つに分けられます。全体の熱の伝導の25%が①と②、75%が③ といわれています。断熱材は①と②に効果があるのに対し、遮熱材は③に効果があります。75%の熱に効果があるため、断熱材よりも暑さに対して効果があります。
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構造用合板、ルーフィング、サーモバリアと取り付けてきて、最後は屋根材です。
使用したのはJFE鋼板株式会社の立平(たてひら)333です。縦葺きで水の流れがスムーズなので横葺きのように雨がとどまる心配がありません。なので比較的勾配の少ない屋根に効果的な屋根材です。ガルバリウム鋼板製で表面はフッ素樹脂塗装してあるので、サビにくく塗膜も高寿命が期待できます。メーカー保証10年商品です。

ジョイント部分は篏合式で止める、つまり嵌め込んで止めるため、施工も容易で手間がかかりません。ドブの部分(一番広い部分)の幅が333mmなので立平333という商品名になっています。篏合部の高さは24mmほどで今までの瓦棒よりも低く幅も狭くなっているのですっきりした見た目になります。

下屋根の工事なので、2階の壁との取り合いの防水が重要です。立平葺きの場合の唯一の雨漏り注意箇所です。
ルーフィングを壁まで立ち上げて、ヌキという角材を入れます。ヌキを下地にこの後雨押えの板金をかぶせて、壁と雨押え板金の隙間はコーキングで埋めます。コーキングで一次防水、ルーフィングで二次防水、二段構えで防水します。
◆三晃式から立平(たてひら)333へカバー工法 完成です!

これで三晃式瓦棒葺き屋根に立平葺きでカバーする工事が終わりました。お悩み事だった夏の暑さはサーモバリアで解決してくれるはずです。しかも冬は暖かい室内熱が外に出ようとするのを反射してくれるので、寒さ対策にもなります。1年を通して快適に暮らせる屋根になったかと思います。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
株式会社イトウ住建
〒399-0734
長野県塩尻市大門四番町6-5
長野県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane.iida@tanoshi-reform.com
株式会社たのしいリフォーム
〒395-0811
長野県飯田市松尾上溝6314-2

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