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ひたちなか市の石綿大波スレートへガルバリウム折板屋根をカバー
【工事のきっかけ】
築後、約30年経過した倉庫屋根での御相談現場でした。
屋根材は、石綿大波スレート屋根でしたが、所々で経年劣化による破損で雨漏りも発生していました。
お施主様は当初、屋根を解体して屋根を新調する葺き替え工事を検討されていましたが、カバー工事で対応可能である事をアドバイス。
当店にて、正式にカバー工事での見積もりを提出させて頂きました。
※2023年9月15日更新
基本情報
- 使用材料:スレッシュルーフ(折板屋根)・改修用フレーム、サドル・エプロン面戸・超芯V200
ひたちなか市 / 倉庫 / 石綿大波スレート⇒折板屋根カバー
茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今日は、ひたちなか市で行なっていた大波石綿スレートから折板屋根へのカバーリフォーム工事と、併用して行っていた大型雨樋への交換工事が完了いたしましたので御報告いたします。
屋根は、築後25年~35年程度でリフォーム工事をご検討される方が多いのですが、全面を解体して屋根を新しくする屋根葺き替え工事を選択されるお客様と、既存の屋根の上に重ねて屋根を作る屋根カバー工事を選択するお客様に分かれます。
今回の現場は、お打ち合わせを行った結果、屋根カバー工事でご依頼を頂きました。
石綿含有の大波スレートへのカバー工法リフォーム!詳しく解説していきますね(^^♪
当店への第一報は、倉庫の屋根から雨漏りしていると言う内容でした。
無料調査でお伺いすると、対象の建物は、今は倉庫として使用している石綿大波スレート屋根でした。
耐火性や遮音性にも優れている丈夫な屋根材ですが、築30年程が経過している為、所どころでは屋根材が破損して倉庫内に光が射しこんでいる状態でした。
『そろそろ限界』だと感じていらっしゃったお施主様は、当初、屋根を解体して新たに屋根を作る屋根葺き替え工事を検討したそうです。
しかし、石綿含有の既存の大波スレートは、撤去・処分だけでも費用が嵩むと判明。
そこで、様々な屋根の施工実績の多い、街の屋根やさん水戸店までご相談をお寄せいただきました。
石綿含有と非含有では処分方法も異なり、石綿含有屋根材は非含有屋根材に比べて、処分費は約2.5倍!
今回の倉庫屋根は約156㎡ある屋根なので、解体処分だけでも55~70万程度が相場です(>_<)
そこで、既存の屋根を温存して屋根を重ね葺く、屋根カバー工法工事をご検討いただきました。
カバー工法は、撤去・処分は最小限!工事風景に移りますので、先ずは御覧になってみて下さい(^O^)/
作業は荷揚げからです。屋根カバーで使用する折板屋根材をクレーン車を使用して荷揚げしました。
今回使用する折板屋根は、頭頂部の棟から水下までを一枚物で葺く屋根です。
今現場の屋根は南北均等のサイズではないので、南用と北用でサイズを分けて作ってあります。
そのサイズは約4mもあるので、さすがに荷揚げを人力だけで行うのは困難なサイズ!
そのため、今回の荷揚げはクレーン車を使用して荷揚げを行いました。
次に、今回のカバー工事に伴い、
ゆいいつ屋根本体で解体する両端のケラバを解体しました。
屋根本体で解体するのは、この部分だけです。
撤去や処分費用が最小限に抑えられるのがわかっていただけると思います(^^♪
既存の屋根材はフックボルト固定なので、長く飛び出ている部分は切断して平坦な状態にします。
これは、必要以上に凹凸があると新しい屋根材や部材に緩衝するための事前準備!
大きな屋根で全てのボルト部を一つ一つ切断するのは、思っているよりも大変な作業なんですよ。。
しかし、この細かい工程一つ一つが意味のある作業!職人は黙々を作業していました(^o^)/
撤去が終わると、新しい屋根材の下地フレームを取りつけます。
業者さんによっては、留め付け部のみに下地金具を取りつける場合もあるようですが、当店では5連山のタイトフレームを使用し、横方向に流す形でフレームを取り付けます。
こうする事で、折板屋根の凹凸部も凹みずらくすることができるんです(^^♪
折板屋根を取りつける前に、水上側を立上げ工具を使用し、折り曲げて立ち上げを作ります。
これは、屋根の頂点部の継ぎ目部分からの万が一の吹込みを跳ね返してくれる物もので、私達は【レインシャット】と呼んでいます。
屋根業者が一番神経を使うのは、雨漏り対策!屋根を奇麗に張れば終わりではなく、このような一つ一つの作業が、実はと~っても大切です。完成後には見えない部分ですが、見えない部分程、実は大切なんです(*^^*)
折板屋根の固定に入ります。
屋根の骨格は鉄骨なので、鉄骨まで届くように折板屋根用の専用ビスを使用します。
長いビスで最終的に留め詰めるのは鉄骨です!一本一本を押さえつけながら打ち込む作業は、翌日腕が重くなるぐらいの力です(>_<)
倉庫内から見ると、
長ビスが躯体の鉄骨にしっかり留め付けられていますね。
倉庫などの屋根に折板屋根をカバーする場合は、このように設置していくんですよ。
工場や大型施設などで、屋根の改修工事をご検討の方は、参考にしてみて下さいね(^^♪
平部はほぼ葺き終わりました。
前述で、雨もり対策の一環として立ちあげた水上部は、このようになります。
傾斜があるから大丈夫ではなく、豪雨・台風など強風時の対策も施す必要があるんです。
更に、折り曲げたレインシャット部から幅をとり、エプロン面戸も取り付けて二重に漏水対策。
これも雨漏り対策の一つ!エプロン面戸から立上りまでの奥行きを設けるほど、頂点部への浸水を未然に防ぐ事ができるんです(^^♪
屋根工事は、1にも2にも漏水対策!どの様に止水対策し、どう雨を排水さえるかが重要なのです。
次に、屋根工事の際にゆいいつ解体したケラバ部の施工です。
使用材は、事前に計測したサイズで工場加工してきたガルバリウム鋼板製の板金です。
折板屋根の端部分を覆うように固定し、側面からの漏水を防ぐように折り曲げ加工してあります。
石綿スレート屋根は、ケラバ部だけが破損してしまう現場の数多くあります。
当店では、計測した物を工場加工する事ができるので、部分修理も気軽にご相談くださいね。
ケラバ板金の設置を終えたら、頭頂部の棟板金の施工です。
加工してきた棟板金を設置し、固定しながら現場で折り込み成形しながら納めます。
漏水対策に施したエプロン面戸を覆えるように、事前計測したサイズにオリジナル板金を用意。
サイズが大きいと中央部が空洞になる為、凹み対策として下地に垂木を入れて補強し、継ぎ目は二重にコーキング材を充填して止水対策を施しました(^^♪
これで屋根カバー工事は完成です。
茶褐色に変色していた屋根が、綺麗なグレー色の屋根に生まれ変わりました。
施工前は、恐る恐る乗るだけでもパキパキ音を立てていた屋根も、乗ってもビクともしません。
その上、既存の屋根にカバーしているので屋根は二重になっており、各所に万全な漏水対策も施してあるので、機能も耐久性も著しく向上しましたよ(^^♪
最後に、折板屋根用の雨樋の取付けです。
折板屋根の軒先部分に穴を開け、折板屋根用の支持金具を設置。
水糸で傾斜を取り、水勾配を付けながら支持金具の高さを調整します。
雨樋には、大型雨樋の超芯V200を取付け、カラーも色を合わせてグレー色としました。
軒樋の設置が完了すると、次はタテ樋との連結部です。
タテ方向につなぐ部分を切欠け加工し、自在ドレンを取付け。
最後に、はわせる外壁に合わせて竪樋を計測し、竪樋を南北面に取り付けました。
雨樋工事も完成です。色も統一したので綺麗に仕上がっていますね。
今回は、折板屋根用の大型雨樋を使用しているので、排水能力も格段に上がっています。
また、超芯タイプの頑丈な雨樋なので、変形にも強く耐久性も申し分ありません。
見た目も機能も向上し、万全の漏水対策を施してこそ真の屋根工事です!
今現場はこれにて全工程完了です。御覧の皆様も、ぜひ参考にしてみて下さいね(^^♪
屋根を確認して頂いたお施主様にも
『もっと早くやれば良かった!』と喜んで頂けました。
施工中、ご面倒をお掛けしたにもかかわらず、いつも丁寧に対応いただいたご主人様。
いつも笑顔で対応して頂いた奥様と大奥様。元気なお子様たちにも感謝申し上げます。
この度は、数ある屋根業者の中から、街の屋根や水戸店へのご用命いただき誠にありがとうございました。大切に仕上げさせていただきましので、末永く屋根をご利用いただければ幸いです。
街の屋根やさん水戸店では、住宅用屋根のみならず、倉庫や工場屋根の工事にも対応しています。
作り直す屋根葺き替え工事か?屋根カバーか?それとも屋根塗装で対応できるのか?等々
現場調査の際に、各メリット・デメリット、今後のお客様の使いたい意向をお聞きした上で、最善の屋根工事法をアドバイスさせて頂きます。
茨城県内全域、調査・お見積りまで無料で賜っております。
しつこい営業も一切いたしませんので、気軽に当店までご相談くださいませ(^^♪
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