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熊本市東区で雨漏りした金属屋根にガルバリウム鋼板重ね貼り工事
【工事のきっかけ】
住居と離れの間にある金属屋根(トタン)から雨漏りが起り、雨の日は廊下が水浸しになって お困りの様子でした。 屋根は錆が広範囲に広がり、劣化の進行状況を見ても
塗装メンテナンスが出来る状態では なかったので、既存の金属屋根(トタン)の上に『ガルバリウム鋼板波板』を重ね貼りさせていただきました。
基本情報
熊本市東区にて、経年劣化で錆びが進行し雨漏りが起こっている金属屋根(トタン)の補修工事を行いました。
今回は、金属屋根の素材を現状の『トタン』に比べて錆びに強い『ガルバリウム鋼板』を使用しました。
『トタン』と『ガルバリウム』の鋼板はいずれも表面にメッキを施したものですが、それぞれメッキ成分が異なります。
メッキ成分によって、錆びやすさや耐用年数、価格に違いが出てくるのです。
『トタン』より『ガルバリウム』の方が費用面では少し高価になってしまいますが、耐用年数やメンテナンス周期を考えるとガルバリウム鋼板の方がおすすめです。
|
トタン |
ガルバリウム鋼板 |
メッキ成分 |
ほぼ100%亜鉛 |
アルミニウム55%、亜鉛43.4%、ケイ素(シリコン)1.6% |
錆び |
錆びやすい |
錆びにくい |
耐用年数 |
10~20年 |
20~30年 |
メンテナンス周期 |
5~7年ごとに塗装メンテナンス |
10年ごとに塗装メンテナンス |
初期費用 |
安い |
やや高い |
建物の間(廊下部分)の金属屋根(トタン)が雨漏りしていました。
トタンは金属性である為、定期的に塗装メンテナンスを行わないと雨や紫外線により腐食が起こり錆びてしまいます。
同じ金属屋根(トタン)でも、
雨や紫外線が当たりにくい箇所は汚れはあるもののほとんど錆びていませんでした。
錆びた箇所を近くで見ると
穴が開いている箇所が数箇所ありました。
錆びが進行した事で穴が開き、
そこから雨水が漏れてしまったようです。
ここまで錆びが進行すると塗装メンテナンスができない為、上からガルバリウム鋼板波板を重ね貼りする事になりました。
【劣化する箇所】 |
【劣化症状】 |
■ 屋根材 |
・錆
・錆によって部材に穴が開く
・剥がれ
・歪み
・浮き |
■ 塗装部分 |
・錆による変色
・色褪せ
・剥がれ |
日向と日陰ではこんなにも屋根(塗膜)の劣化症状が違う?
同じ建物なのに『屋根の傷み方がずいぶん違うなぁ~』と思われた事はありませんか?
屋根の塗膜は、建物のおかれた環境によって【劣化状況】のスピードが異なり、一番大きく異なるのは、建物の【北側】と【南側】です。
北側は日陰で南側は日向になり、劣化の原因や症状も変わってきます。
『南側・日向の劣化原因や症状は・・・?』
日向は紫外線の影響を受けやすく、紫外線は塗料に含まれる樹脂成分を侵し塗膜を劣化させていくのです。
日陰の箇所より【錆】や【色褪せ】【穴が開く】へ繋がる劣化へのプロセスが早くなってしまいます。
『北側・日陰の劣化症状や原因は・・・?』
日陰は劣化とは無縁に思われますが、日陰ならではの不安要素があるのです。
日が当たらない場所は、湿気が多くコケや藻などが発生しやすくなり、コケや藻が発生した箇所は水分を多く含み、
塗膜を侵し劣化の進行を早めてしまいます。
日向に比べると劣化の進行は穏やかですが、カビや藻が建物の美観を損ねてしまい塗膜を劣化させていきます。
南側・日向の屋根をチェックしていただき、劣化症状が見られた時は業者さんに点検依頼をして適切なメンテナンスのご提案をしてもらいしましょう。
既存の金属屋根(トタン)を清掃
↓
ガルバリウム鋼板波板を貼る
今回は雨漏り箇所のみを一部補修させていただく事になりました。
ボルトで固定
台風などで剥がれない様に、5山間隔程度でボルトを留めていきます。
波板の端と穴あき部分にコーキング
波板の端部分と既存屋根の穴あきが心配な箇所に、防水効果のあるコーキングを打って隙間を埋めておきました。
ガルバリウムは高い耐久性や防錆性を持っており、屋根以外にも外壁・雨樋・ベランダ周りなど、にも用いられている素材です。
余談ですが、阪神甲子園球場の銀傘もガルバリウム製なんですよ。 ガルバリウムは錆びにくいとはいえ、 『決して錆びない』というわけではありません。
トタンに比べてメッキは剥がれにくいですが、もちろん年数が経過すると徐々に剥がれていき、継ぎ目や周辺部品などは紫外線によって劣化していきます。 耐用年数は20~30年ですが、10年に一度は業者さんに屋根の現状を見てもらう事をオススメします。
▶金属屋根(ガルバリウム)のチェックポイントとメンテナンス方法
【トタン】は1906年に八幡製鉄所で初めて作られてから国内で普及した歴史ある屋根材です。 しかし高性能な金属屋根が開発され、近年では使用されることが少なくなりました。
トタンの最大のメリットは『低コストである』ことでしょう。
材料費を抑え施工が簡単なので、短時間で完成することができ、軽量なので耐震性が高い事もポイントの一つです。
しかしその反面、トタンは熱を通しやすく、夏場になると屋根の表面温度が70度を超えるとも言われており、室温が高くなる要因にもなります。
錆びやすい性質もある為、5年に一度は専門業者に現状を確認してもらい、メンテンナンスを行って長持ちさせましょう。
▶トタンのメンテナンスについて詳しくはこちら
『トタン屋根が雨漏りしている』『錆びにくい屋根に変えたい』などのご相談は、お気軽に街の屋根やさん熊本店までお問合せくださいね。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8
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