更新日：2022年10月19日

　横浜市旭区本宿町で、苔がびっしりと生えていたスレート屋根を調査してまいりました。苔が繁殖しているということは塗装が劣化してきているサインですので、屋根塗装などのメンテナンスが必要となります。調査を行い、適切なメンテナンス方法をご提案させていただきます。

　築20年のお住まいで屋根と外壁の塗り替えを検討しているとお問い合わせをいただいたことが、今回の調査のきっかけでした。屋根に使用されていたのはスレートという屋根材で、安価かつ軽量であるためお住まいに使用されることが非常に多い人気屋根材です。

オレンジ色の正体は「苔」です

　今回はドローンを飛行させての調査となります。全体的にオレンジ色のように変色している様子が見られますが、北側の屋根ではほぼ全面がオレンジ色に染まっていました。このオレンジ色の正体は「苔」であり、スレートの塗膜が劣化していることを知らせてくれるサインの一つです。
　苔は水分を好むため、屋根がなかなか乾燥しにくくなると繁殖しやすくなります。日の当たりにくい北面にのみびっしりと発生しているのはそのためですね。
　元々スレート屋根には防水性がほとんどなく、通常は表面に塗装を行うことによって防水性を与え、水分を吸収することがないようにされています。なぜ苔の発生が塗膜劣化のサインとなるかと言いますと、塗膜が劣化することによって防水性能が低下し、スレートが雨水を吸い込みやすくなってしまうからなのです。

ラジカル制御型塗料による屋根塗装をご提案

　続いてスレート屋根全体を確認していきますが、どうやら屋根にひび割れや亀裂などはほとんど発生していないようです。この状態であれば屋根塗装によって状態を改善することができます。
　塗膜が劣化をして雨水を吸収するようになったスレートは次第にこのひび割れや亀裂、反りなどの変形が起こるようになります。損傷が進行してくると雨漏りが発生したり、屋根塗装以外の補修が必要になってしまいますので屋根がオレンジ色や黄緑色に変色しているなどの場合はお早めに専門業者の点検をご検討ください。

　私たち街の屋根やさんでは無料で調査とお見積りを承っております。また、屋根塗装は税込価格で184,800円からとなっております。屋根だけではなく、外壁や雨樋、外階段などの様々な箇所で塗装・補修の対応が可能です。新型コロナウイルス対策も徹底し、入念な調査によって現在のお住まいの状態やメンテナンス方法についてお伝えさせていただきますので、お住まいのことでお悩みごとがございましたらお気軽にご相談ください。

　調査内容をお客様にご報告したところ、屋根塗装工事をご用命いただくこととなりました。今回塗装に使用するのは日本ペイントさんのファインパーフェクトベストです。ラジカル制御型塗料と呼ばれるもので、通常のシリコン塗料と価格がほとんど変わらないにも関わらず、耐用年数が長いという優れものです。その理由はラジカルという塗膜を分解してしまう物質を抑制することのできる「ラジカル制御技術」にあります。詳しくはファインパーフェクトベストについてまとめたページがございますので、ご興味がございましたらぜひご参考ください！