更新日：2022年09月18日

　横浜市栄区本郷台にてお住いのお客様より、「築20年くらいになる屋根のメンテナンスを考えています」とのお問い合わせを頂きましたので、まずは調査にお伺いさせていただきました。屋根材には化粧スレートが使用されていて、これまで塗装などの大きな工事はしていないとのお話をお伺いしましたので、実際に現地で状態を拝見させていただき、必要な工事が何かを判断させていただきました。

苔の繁殖や塗装の剥がれ

　屋根に梯子を掛けさせていただき様子を伺ってみると、スレート表面は塗装が剥がれてしまい変色が目立つ状態でした。黄色に見える部分は表面に繁殖している苔です。スレートは塗膜によって雨水を弾いたり紫外線の影響から守られていますので、その保護が失われるとだんだんと苔やカビの繁殖が始まります。
　さらに、白く見える部分はスレートの素地が露出してしまっているほど塗装が剥がれてしまっている様子です。触ってみると屋根表面はざらざらとしており、非常に滑りやすくなっておりました。このような場合は上ると滑落の危険があるため、ドローンによる調査などが適しています。

スレートに反りが生じています

　雨水が弾けなくなると雨水の吸収と乾燥を繰り返すようになり、紫外線からの影響もスレート自体に強く及ぶこととなりますので、反りのような変形やひび割れが起きてしまいます。スレート同士が重なり合う部分を見ると分かりやすいですが、反りによって隙間が大きく開いてしまっていることが伺えました。塗膜だけではなくスレートもかなり傷みが進行している様子でしたので、塗装工事によって再度塗膜を復活させても屋根材を守ることはできません。そのため屋根カバー工事か、葺き替え工事などがメンテナンスとしての選択肢となってきます。
　そのため今回は既存のスレート屋根の上に新しい屋根材を被せる屋根カバー工事をご提案させていただきました。新たな屋根材としては軽量なものが望ましく、金属製であるスーパーガルテクトなどがオススメです。屋根カバー工事は60㎡の既存屋根を金属屋根材でカバーした場合、およそ767,800円が目安の料金となっております。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策を引き続き徹底しております。点検からお見積もりの作成まで無料で承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。