更新日:2017年10月25日
川崎市中原区のK様より、台風の影響で棟板金が飛んでしまったとご相談を頂きました。凄まじい強風と大雨によって、瓦の落下や棟板金の飛散、雨漏りのご相談で多くのお問い合わせを頂いております。
台風等の自然災害による住宅破損は火災保険や共済の補償対象になります。本日お問い合わせを頂いたお客様の中にも「え?そうなんですか?」と驚かれる方もいらっしゃいました。
保険の免責金額の設定など、加入条件により保険が利用できるかどうかは確認が必要ですが、利用しても保険料が上がることはありませんので、ぜひ選択肢の一つとして保険会社様にお問い合わせくださいませ。
では早速現地の状態を確認しましょう。棟板金が外れたとしても全ての住宅で雨漏りに直結するわけではありません。が、棟板金で覆われていた場所の防水紙(ルーフィング)に破れがあればそれは雨漏りに繋がってしまいます。
また、一部飛散することによって接続していた棟板金の固定も弱くなり、再度飛散する可能性があります。
棟板金の色を見る限り、部分的に補修跡がございますが継ぎ目のシーリングが硬化し隙間を作っていました。
今回、強風に煽られ飛散したことは間違いありません。しかし、その前に予兆が無かったのかと言いますとどうでしょう?
棟板金が飛散する原因
棟板金が飛散した原因に経年劣化も挙げられます。例えば板金自体が錆び腐食していたせいで釘穴が拡大してしまっていた、板金を固定している釘に浮きや抜けが見られる、下地木材が雨水を染み込み腐食していた場合は、正常な状態と比較し飛散しやすい状態になります。
台風被害を受ける前に、このような状態を補修していればもしかしたら飛散することも無かったのかもしれません。
このように割れてしまった貫板は再利用することはできませんので、新たに交換する必要があります。
貫板を釘ではなく錆びにくいSUS製ビスで固定し、その上に棟板金を被せていきます。
大屋根は屋根の形状によって棟の継ぎ目もあるかと思いますので、継ぎ目からの雨水浸入防止にシーリング施工をしましょう。
下屋ももちろん壁からの伝い雨がありますので、雨水が入り込まないようにしっかりと施工をしていきます。
腐食しないよう、しっかり固定をするように施工をしておくことで今回の様な強風に耐えうる棟板金に仕上がるかと思います。
実際に今回破損をしてしまった方、また外れそうとご不安な方、外れないように対策をしたいと検討中の方は是非お気軽に街の屋根やさんへご相談くださいませ。
屋根の状態に合わせて適切なメンテナンスをご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2017年10月25日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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