北杜市にあるお宅の、広い庭に設置されている鳥小屋の屋根の修繕工事を行いました。

屋根はアスファルトシングルという材料を使用しています。

アスファルトシングルとは、ガラスの繊維をアスファルトでコーティングし、表面に石を張り付けた屋根材です。
瓦やスレートに比べ、とても軽く金属を含まないので錆や割れに強いのが特徴です。逆に軽いために風に弱く、苔が生えやすいことがデメリットとなります。

施工前の様子です。

雨がしみ込んでしまい、下地の木が腐ってしまっています。また、シングル材も劣化しており耐久性がほとんどない状態になってしまっていました。

これではニワトリさんたち不安でもゆっくり寝れないですね、、、(笑)

まずは、既存のシングル材と腐ってしまったコンパネを撤去していきます。

ボロボロだったので簡単に手で剥がせました。アスファルトシングルを撤去する際には小石がバラバラとはずれるので二階部分の撤去などを行う場合はシートを貼り飛散を防ぎます。

骨組みの木を壊さないように、コンパネも取り除いていきます。

撤去後は新規のコンパネを設置します。隙間が雨漏れの原因になりますので角度を測り隙間ないように設置していきます。

ルーフィングシートを貼り終えると、次に水切りの板金を設置していきます。

屋根の両側はケラバといいます。ケラバ板金を設置して吹き込む雨を防ぎます。

軒先には軒先水切り板金を設置します。こちらも屋根の上部から流れる水が軒先から侵入しないようにする役割と吹き込む雨を防ぐ効果があります。

ケラバ板金と軒先板金を加工し、接続させ下地の完成になります。

下地が完成したので最後にアスファルトシングルを張り付けていきます。

最初にスターターを貼ります。シングル材はカッターで簡単に切れるので飾り部分をカットして貼り付けます。

スリット（切れ目）の統一性を出すために半カットしたシングル材とそのままのものを1段ずつ交互に設置していきます。

接着には専用のボンドと、シングル専用のネイルを使用します。

上段まですべて貼り終えて完成です。

お施主様が大切にしている鳥小屋だったのでとても喜んでいただきました！
鳥たちも多分喜んでいるかと、、、

記念撮影も一緒にとって頂きました。

大きい工事、小さい工事問わずお施主様に喜んでいただけることが、私たちにとって一番うれしいです！

アスファルトシングルは小屋だけでなく、住宅の屋根にも使用されている材料です。先ほどもご説明したように軽くて扱いやすい材料ではありますが、風にとても弱いです。

アスファルトシングルの破損は強風や、台風の自然災害での破損も多くみられます。その場合、火災保険の風水害に適応される可能性もあります。
ご自宅にアスファルトシングルを使った屋根がある場合一度ご覧になってみてください。

街の屋根やさん　山梨店ではアスファルトシングル張替工事のお見積りも無料で行っております。お気軽にご相談ください！