更新日：2017年10月23日

屋根塗装によってスレート寿命を延ばす

川崎市幸区で行った屋根塗装についてご紹介いたします。今回の塗装対象となる屋根はスレートです。スレートは経年によって状態が変化しますが、その寿命は20年程度と言われています。しかし、メンテナンスによってはその寿命を長くすることも可能で、今回はある程度傷みが進行したスレートの場合の塗装を見ていきましょう。

これから屋根塗装を行う屋根になります。左写真は南側で、右写真が北側です。どちらも表面が劣化して白っぽくなっておりますが、北側は特に苔の発生が目立っています。一見するともう屋根材がだめになってしまっているのでは？と思われるかもしれませんが、正しい手順にて塗装を行えば蘇らせることが可能です。

屋根塗装は下地調整が重要（ヤネ強化プライマーEPOで下塗り）

塗装をする上で下地を整える工程は非常に重要です。それは、いくら高性能な塗料を使っても、下地処理をしていないことで短期間に剥がれてしまうということがあります。塗装した状態を長持ちさせるためにも下地をしっかり作ることが大事です。
まずは屋根の高圧洗浄で、苔や汚れを洗い流します。その後、下塗りにヤネ強化プライマーEPOを塗布します（左写真）。通常のプライマーは下地と中塗り、上塗りの塗料とを密着させるために使用しますが、ヤネ強化プライマーEPOはさらに屋根材表面を強化する機能を持っています。傷みが見られる屋根は材にはぴったりの下塗り材といえるでしょう。
縁切り用のタスペーサーを屋根に取り付けた後、中塗りと上塗りを行って屋根塗装は完了です。

今回は、屋根塗装に合わせて外壁塗装も行っております。苔の生え、傷みが見られたスレート屋根も下地処理からしっかり塗装を行えばご覧のように綺麗な状態に戻すことが可能です。
屋根は放置すると劣化がどんどん進んでしまいますので、今後は早めにメンテナンスを行っていくようにしましょう。弊社では塗装後、定期的に点検を行っておりますので、今後のお住まいの状態管理もお任せください。