更新日：2021年10月19日

木更津市にお住まいのお客様は有名ハウスメーカーさんの中古物件を購入致しました。購入時はお部屋の中や外見などを見て「有名ハウスメーカーさんの住宅なら心配ない」と確信し、購入したそうです。高い位置(屋根）にあるものは、目視でしか確認はしていなかったそうです。

一面コケに覆われたスレート瓦屋根

屋根には一面にコケが生えていました。遠目で見る限り、くすんだ黒にも見え、「このような色なのか」とも思えます。

直接の調査依頼は雨樋の不具合でしたが、そのことよりも屋根の現在の現状に驚きを隠せなかったようです。建物に下屋(1階部分の屋根)などがあると屋根の状態を確認しやすいのですが、お客様のお家は総二階でした。遠目にしか確認が取れず、現状がどのようになっているかを知る余地がありませんでした。

コケなどは大気中に一年中、飛散しているものです。スレート屋根などに付着しやすく、屋根塗装をしても生えてきてしまうこともあります。高圧洗浄などで取り除くことも可能ですが、付着してしまうと屋根には良い条件とは言えません。特にスレート瓦に付着すると雨水の流れが悪くなり、汚れや土などを流せなくなり、雨漏れの原因になりかねません。「お客様は点検写真を見て、状態の悪さを改善したい」とお思いになりました。

特にスレート瓦屋根には遮熱塗料がお薦めです

屋根塗装に今回は日本ペイントのサーモアイシリーズ・屋根用高日射反射率塗料(遮熱塗料）を使用いたしました。通常の屋根塗装用塗料はスレート瓦の保護を重視していますが、サーモアイは遮熱塗料なので、夏の暑さを軽減できます。

スレート瓦は和瓦などとは違い、屋根の下地と屋根材の間がほとんどなく、熱を直接、屋根の下へと伝えやすくなっています。小屋裏が温まると屋根直下の室内の温度が下がりにくくなり、室内より夕刻の外気温の方が涼しくなってしまうことがあります。小屋裏の通気は棟換気や軒天通気口などで入れ替えをするのですが、資材が温まってしまうと、なかなか冷めません。エアコンなどを使用しても温度を下げるのが難しくなることもあります。

このような現象を緩和してくれるのが遮熱塗料のサーモアイです

ハイスペックな遮熱塗料であるサーモアイは屋根瓦の表面温度を約30度減少し、室内の温度も2.5度減少させます。下塗りの塗料も遮熱性があり、3回塗りすべての塗膜層で遮熱いたします。遮熱塗料では小屋裏や室内の温度上昇を緩和できますので、エアコンなどの電気代も約27％減少できるため、光熱費の削減を期待できます。もちろん、防藻や防カビといった通常の塗料の性能も備え付けられています。

ご相談はフリーダイヤル0120-989-742にてお待ちしています。