更新日：2017年10月13日

横浜市南区で屋根の塗装工事を検討中の建物です。皆様がお住まいの建物は、傷んだ部分を早期に発見したり寿命を延ばす為に、定期的にメンテナンスをおこなう必要があります。メンテナンスをおこなわないと傷みが酷くなって建物本体に被害が出てしい、簡単なメンテナンスで済むところが大掛かりな工事になってしまう事になります。その様にならない為に早めにメンテナンスをする事は大切です。今回伺ったお客様は、築１０年で初めてのメンテナンスを検討されています。早めに直して永く建物が持つようにしたいというご希望でした。

屋根の傷みはそれ程進んでいませんので塗装工事が可能ですが、塗装が出来ない状態の屋根もあります。塗装が出来る屋根と出来ない屋根はどこで判断すれば良いのか、見分け方をご紹介します。

塗装工事が出来るスレート

こちらは塗装工事が可能な状態のスレート屋根です。見るべき点は、『スレートの劣化具合』、『築年数』、『下地の傷み』の３点です。塗装が出来ると判断した理由は、スレートの劣化がそれ程酷くない事、築１０年である事、下地に傷みが全く無い事です。

スレートの傷みは若干コケが付着していたりヒビ割れが数箇所ありましたが、下地補修で対処が可能です。築年数が見るべき点なのは、屋根材の下に葺いてある防水紙（ルーフィング）の寿命が関係しています。２０年～２５年が防水紙の寿命といわれていますので、築２０年以上経過した建物の場合は塗装をしても防水紙の劣化によって雨漏りに繋がる可能性があるからです。下地の傷みも防水紙の劣化に関係しますが、野地板などの下地に傷みが出ていると今現在雨漏りしている事が考えられます。塗装をしても雨漏りを止めたり防水紙の劣化を止める事は出来ませんので、この場合は屋根塗装ではなく屋根葺替えなどをおこなう必要が出てきます。今回はこの様な症状が見られませんので、塗装工事が可能と判断しました。

屋根塗装が出来ないスレート

塗装が出来ないスレートの状態です。出来ないと書きましたが、正確にいいますと出来ないのではなく『塗装をしても長く持たない』が正しいですね。

反りが酷くても、防水紙が劣化していても、下地の野地板が水を吸ってブヨブヨになっていたとしても塗装は『可能』なんです。しかし、この状態で屋根塗装をする事が建物にとって良い事だといえるでしょうか？　屋根の状態をちゃんと調査をせずに『塗装できますよ』という塗装業者が非常に多いのですが、この状態で塗装工事をすることのメリットは塗装業者が儲かることだけで、これ以外にはデメリットしかありません！

メンテナンスに塗装工事を薦められた場合、『スレートの劣化具合』『築年数』『下地の傷み』について是非聞いてみてください。

こちらは、スレートが剥がれ落ちてしまった例です。この様な症状はニチハのパミールというスレートに見られるのですが、この様に剥離してしまうと塗装が出来ないのはご理解いただけたかと思います。建物のメンテナンスをおこなう場合、状態をしっかりと調べた上で最適な方法をご提案させていただきます。

横浜市南区のメンテナンスは屋根塗装が出来る状態でしたので、費用も抑えられ被害も広がる前に対処が出来ました。

ご相談は０１２０-９８９-７４２までお気軽にお電話ください。