更新日：2017年09月01日

本日は足立区で行った屋根カバー工法の様子をご紹介します。屋根カバー工法とは、既存の屋根材の上に新しい屋根を作る工法です。屋根材を交換する必要がある場合、まず思い当たるのが屋根葺き替え工事です。この工事では屋根材を新しくするだけでなく、場合によっては屋根材の下の野地板なども交換したりします。当然撤去した屋根材や野地板の処分などが必要になりますが、屋根カバー工法の場合は新しく屋根を上に重ねて作るのでこれらの工程を省くことができます。また、元々の屋根材がアスベストを含んでいる場合は廃棄するにも余計な費用が掛かるので、そのような場合は屋根カバー工法をお選びいただくことも多いです。
今回の工事でもアスベスト入りのスレートということもあり、屋根カバー工法で屋根を一新することになりました。

工事前の屋根ですが、屋根材が古くなり苔が全体的に生えています。また、今まで塗装などもしていないことから、劣化が進みひび割れも多く見られます。
まずは屋根の上に防水紙を設置します。また、不要となる雪止め金具などは撤去しておきます（右写真）。

防水紙を取り付けたのち、屋根材を設置します。今回はエコグラーニという屋根材を使いますが、この屋根材は金属製（ジンカリウム鋼板）ですが、表面には自然石が施してあるのでぱっと見た感じでは金属屋根材には見えません。金属屋根材では安っぽく見えると感じる方もいますが、エコグラーニであればそのような印象は受けにくいのではないでしょうか。
屋根材の取り付け後、さらに棟板金などを設置すれば屋根カバー工法は完了です。（屋根カバー工法についての詳細ページはこちら）
屋根カバー工法は廃材が少なく工期が短いというメリットがありますが、屋根の重量が増してしまうデメリットがあります。しかし、今回使ったエコグラーニはスレートや瓦などよりも軽量ですので、屋根カバー工法に適した屋根材といえます。街の屋根やさんではエコグラーニ以外にもカバー工法に適した屋根材を取り扱っておりますので、工事をご検討の方はお気軽にお問い合わせください。