葛飾区で行った棟の取り直し工事（南蛮漆喰シルガードを使用）
更新日：2017年07月03日
本日ご紹介いたしますのは葛飾区で行った棟取り直し工事の様子です。棟の漆喰が剥がれてしまい、それが屋根から落ちているを見つけて弊社に屋根の点検を依頼したそうです。点検を行ったところ、漆喰の剥がれが激しく、棟自体も曲がってしまっていることから棟自体を作り直す必要があると判断しました。
これから工事を行う棟です。漆喰が剥がれ、中の土も出てきてしまっています（右写真）。棟は土台部分に土を詰め、その周りを漆喰で固めてさらに熨斗瓦、冠瓦を乗せて銅線で固定するといった流れで作られています。ですので、漆喰が剥がれて土が出ているということは、棟の土台がダメになっているということですので、棟を支えることができず最終的には棟が曲がったり崩れたりしてしまうのです。
棟取り直し工事では既存の棟を解体しますが、瓦そのものは再度使用するので割らないように丁寧に屋根の上に整理しておきます。今回は漆喰には南蛮漆喰のシルガードというものを使用します。漆喰にも種類がありますが、屋根で使用するものは雨水の侵入を防ぐ必要があります。このシルガードは屋根専用ですので、水をはじく性質がありますので安心して使用することができます。
熨斗瓦と冠瓦を取り付け、銅線で固定すれば棟の取り直し工事は完了です。下の写真のように、曲がっていた棟もまっすぐになりましたね！
棟の漆喰工事については専用ページがございますので、さらに詳しく知りたい方はそちらも合わせてご覧ください。漆喰工事
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