更新日：2017年05月26日

君津市で築100年経つ蔵の改修工事をしています。今回は一枚でさまざまな用途で使えるタモ材をご紹介いたします。

タモ材は既製品では設置が困難な場所に加工して取り付けるのに便利な建材です。今回は窓台・手すり・階段等に使用いたしました。タモ材と聞いたところで解らないと思います。集成タモ材と言う商品は、簡単に言いますと木の種類です。近頃では似たような集成パイン材などが、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。見た目にも一緒で安価な値段で売られています。

DIYなどを趣味にしている方も多いこの頃ですが、材料にもいろいろあることを知ってもらいたいのです。君津市のお客様宅ではタモ材を使用いたしました。パイン材と比較するとお値段も高いのですが、集成材ですので見た目はほとんど変わりません。ですが一番の違いのポイントは、針葉樹か広葉樹かの違いです。パイン材は針葉樹です主に松種など。タモ材は広葉樹です。主にヤチダモ種などです。針葉樹は比較的成長が早く、木の中では柔らかい部類になり強度が掛かる所には向いていません。値段が安価でホームセンターなどでも購入しやすく、柔らかく加工がしやすためDIYなどではよく使われます。

広葉樹は成長が遅く、木の中では硬い部類に入ります。強度が比較的あり、ねじれなどが少なくどの様な場所にも使用が可能です。今回の君津市のお客様のお宅で使用いたしました。購入するには資材屋さんなどに発注しなくては手に入りにくい商品です。材質が硬いため専用の道具が必要です。加工が難しく、専門的な材料になります。

お客様のお宅では窓台・手すり・階段材を製作いたします。無塗装品なのでアクリル製の塗料で仕上げ、水分などの心配がなくなりました。木目柄が特徴なので余り色を着けずに木本来の特徴を出すようにいたしました。修正タモ材の大きさは受注生産で作成するため、ある程度の大きさでしたらどのようなものでも作れます。加工も要望の形にも作成できるため、色々な場所に使用可能です。

ご質問でしたらフリーダイヤル01230-989-742までご連絡してください。