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斜壁(しゃへき)は外壁?それとも屋根?メンテナンスは?
更新日:2024年08月22日
お客様より「斜壁のメンテナンス」についてお問合せをいただくことがあります。「斜壁(しゃへき)」とは、文字通り「ななめのかべ」です。「壁」となると、外壁専門の会社に依頼?どこへ相談したらよい?・・と、とりあえずインターネットで検索する方も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、斜壁のメンテナンスであれば「屋根専門業者」へご相談となります。ということで、今回は「斜壁」のメンテナンスについて簡単に解説します。
斜壁(しゃへき)とは?
「斜壁(しゃへき)」は、マンションや、建物のバルコニー下部などの
斜めの部分を指します。一般住宅より、マンションなどに多く、新築時に
外壁として設計されており、ALCなど外壁と同じ壁材で仕上げられていることが多いです。
一般住宅で同じような形状では、急勾配の「マンサード」や「ギャンブレル」などの「
屋根」があります。こちらは、
屋根で設計され、スレート(コロニアル)やアスファルトシングルという屋根材が使用されていることが多いです。
※ちなみにこちらの写真は一部メンテナンスにより斜壁が屋根として修繕されています。
屋根としてメンテナンス
斜壁は、
外壁を斜めに設置したというイメージですので、屋根と同じように雨風を直接受ける場合、
雨漏りが発生する可能性は高くなると考えられます。それは、「
屋根」であれば、防水紙や板金などで
防水処理がしっかり行われますが「
外壁」と同じ設計では、屋根用の防水処理は行われていないからです。
斜壁に雨漏り等の不具合が出た場合は「
屋根としてメンテナンス」を行うのが望ましいです。屋根と同じ方法でメンテナンスを行う場合、外壁補修よりも費用は多少掛かりますが、耐久性が格段にアップするのでトータル的にコストを抑えることができます。
余談ですが
斜壁は、3階建て以上の鉄筋コンクリート建物に多い構造です。これは「道路斜線制限」や「隣地斜線制限」、「北側斜線制限」という斜線規制があるためです。
道路に面した部分が傾斜になっているのか、隣家に面した部分なのか等、規制により斜壁になっている部分が異なります。
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