君津市|大型物件の雨漏り原因究明と塗装とカバー工法による工事のご提案!
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
雨漏りの様子を点検させて頂くために雨天時に伺いました。1階がレストラン、2階がパーティー・発表会・二次会などでも利用できるバンケットルームで、何度か利用させて頂いているなぁと思いながら雨漏りには気づきもしなかったので内心驚きました。
綺麗なヨーロッパ調の建物のレストラン、丁寧な接客と美味しい料理で大変親しまれています。いかに大きな建物であろうと住宅と変わらずメンテナンスを少し怠るだけで劣化が進行してしまいます。
2階の普段は使用していないお部屋のようです。雨漏りによりクロスが大きく剥がれている事が確認できます。ブルーシートはレストランスタッフにより設置、侵入してきた雨水がブルーシートを伝い床に置いてあるバケツに流しているようです。クロスは経年により粘着力が弱まり剥がれることがありますが、雨水の染みが確認できる場合は雨漏りにより剥がれていることに間違いありません。
別の部屋のクロスにも雨染みが残っています。雨天時の確認はどこから漏っているのかわかりやすいですね、水滴が確認できます。大規模な建物となると配線が至るところに設置されていると思います。壁内部で電気の配線を伝って漏電する可能性もあります。雨漏りを起こすことによってシミ・カビの発生、鉄骨が錆びることによっての耐久性の低下、そして漏電を引き起こすことがあります。木造建築物の場合は木材腐朽菌の腐食、白アリの発生もかかわってきますので雨漏りがどれ程大きな損害を与えるかはわかっていただけると思います。
真上からの雨漏りは確認しましたので屋根の状態を確認してみます。折半屋根で固定しているボルト部分に錆が発生しています。折板は他の屋根に比べ非常に長さを長くすることができ、場合によっては100m超の施工も可能な工法であり、大型物件の大きなスパンを必要とする施設の屋根に多いですね!もし漏水が無かった場合、屋根材の膨れ・チョーキング(白亜化)程度でしたら塗装工事での改修が可能ですが、折板の孔あきが原因による漏水である場合はカバー工法での改修が考えられます。
酷く赤錆の発生が見受けられます。笠木の内側からも錆が流れた跡があります。雨水の侵入は状態で確認できますが、だからといって雨漏りの直接的な原因にはなっていないようです。
雨漏りの上部には調理室から繋がっている排気ダクトが置かれていました。その周辺には油が飛び散った跡があり、老朽により油等の排出受けも破損しているようです。そしてダクトの固定具は錆び、折板屋根との継ぎ目に黒く硬い錆を落としているようです。
錆は接触している部分にも錆を発生させます。もらい錆と言われますが、たとえ錆びないステンレスであっても錆びた物を接触させるだけで錆が付着します。今回はどちらの物質も鋼板ですので錆びることは当たり前ですが、やはり接触している箇所に関しては錆の進行が速いようです。折半屋根はガルバリウム鋼板の場合が多いですが、ガルバリウム鋼板の防錆は表面処理のみです。つまり表面処理が劣化した時点でやはり錆びてしまいます。
左写真は玄関入り口の上部です。黒い雨染みが出ています。通常、この雨の当たらない場所に雨染みが出来ません。つまり玄関上の防水が切れているのではないかと推測できます。
玄関上部です。普段外に出るような場所ではありませんので見る機会もあまりないかとは思いますが、この部分から漏水を起こしているのは間違いありません。タイル目地の欠けを確認しました。目地用モルタルが使用されることが多いのですが防水性がありませんので雨水はどんどん内部に浸透していきます。室内内部には関係のない場所ですが、このような小さな破損から漏水を引き起こすことが大多数です。
ダクトは表面の塗膜はほとんど無くなっている状態です。すぐにどうなるというわけではありませんが放置するというのも不安的要素は解決しませんね。鉄部などは外壁塗装と共に施工する事が最善と言えます。
一方外壁についている小さなダクトですが、外壁から外れてしまっています。シールなど防水材で施工されていたようですが外れていては効果は全くありません。ここから雨水が侵入することは十分考えられます。
続いてはボーリング場の雨漏り調査です。屋上はコンクリートと段が変わりトタン屋根で仕上がっています。コンクリートは通常の感覚で不透水性、つまり水が浸入するはずがないと感じますよね。
にもかかわらず漏水を起こすとすればどこに原因があるのか紹介していきます。
原因は大きく分けて3つです。1つ目は施工時に出来る接合部と欠陥部です。建設の際にコンクリートを流し込むかコンクリート板を置いて並べるか施工方法は変わりますが、どちらにしても接合部は存在してしまいます。コンクリートの打設時にエア抜きがしっかりされておらずコンクリートの充填が不完全の部分は欠陥部により漏水の原因になります。充填が不完全な場所は脆くなっていますので応急措置としてもモルタルで補修は行います。が接合部や施工後のクラックになってしまい通水路や剥落の原因の2つ目になります。3つ目は腐蝕による全体的な透水化です。
とにもかくにもコンクリートからの雨水の原因は様々です。
雨漏りというと屋根からという印象が強いと思いますし、屋根からの雨漏りは確かに多いです。しかし外壁からも雨漏りは起き、屋根よりも部位が特定しにくいという問題があります。外壁が雨漏りを起こす原因としては、台風等の吹き付ける雨、外壁材の劣化、壁自体の損傷です。左写真の外壁はクラック部分にシーリング打設したように白い補修跡が見られます。また右写真は塗膜の下に水分が溜まっているのが分かるように塗膜が膨れています。触れば塗膜は破れるでしょう。本来外壁材の保護のための塗膜ですが、塗膜の内部に水分が入ってしまっていては全く意味がありません。塗装の補修はもちろん、下地の状態を確認する必要があります。
こちらは屋上の屋根です。塗膜が剥がれ錆が出ています。では収まりません。雨水に当たり続けた結果、塗膜が劣化し錆の腐食が進行した結果、トタンのカッパと呼ばれる山部分に大きな穴が開いています。多数の場所にあれば内部に直結して雨漏りを起こすのも無理はありません。
ボルトの劣化、塗膜保護が無い為腐食するのはトタンよりも若干早い気がします。ボルトから錆びていけばもらい錆でまたどんどん屋根材にまで進行していきます。少しの錆だけで周りの物を腐食するため、かなり定期的に塗装をする必要があります。
元々、大規模な建物2棟の為、修繕にかかる費用も戸建てとは全く違います。雨漏りを止めたい!というだけでしたらあくまで穴を塞ぎ、雨漏りの危険性が高い部分を補修するのみで抑えることができます。
〇レストランの屋根
笠木の錆具合から雨水の侵入が考えられます。更に建物内部に入らないようにここからの浸水はしっかり補修していきます。透湿防水シートをボンドで張り合わせ水分を通さず湿気を通す環境にします。全体的な状況をみると雨漏りをしていなければ塗装でも十分でしたでしょうね!笠木の透湿防水シート施工完了後、笠木のカバーを行います。
透湿コートは壁内部の水蒸気を外部へ排出し結露の発生を防ぎます。お住まいでも外壁内部に貼りあわされ大変役に立っています。
確実に雨漏りを起こしている場所は部分的にカバーをします。カバー部分から雨漏りを起こさないようにしっかりコーキング施工をしていきます。このような小さな補修でも雨漏りは止められますが、根本的な屋根には穴が開いたままですので補修部分に何か問題が起きた際には再度同じ場所に雨漏りが起きてしまいます。
〇ボーリング場屋上トタン
こちらも大きな補修はせず、雨漏りを防ぐための施工です。トタンの隙間、取り合い部分はシーリングで漏水を防いでいきます。次回の補修に屋根の葺き替えをするか、塗装補修をするかが未定ですので変性シリコン系の塗装が密着するタイプのシーリングを使用しています。また、腐食が目立つ部分には防水テープを貼り、漏水を防ぎます。
〇ボーリング場外壁
天井・壁共に雨染みが多く残っています。屋根からもそうですが、外壁からもやはり染み出しているようです。この外側の外壁というと点検時に見たコーキング補修後の外壁です。防水の為のコーキングですが劣化が見られ亀裂が入ってしまうと吹き付けたり、上部からの雨だれで入ってしまいます。長い蓄積によって、外壁自体もダメージを負い、張り替えなくてはいけないレベルになってしまいます。コーキングの施工には密着性が大変重要になりますので高圧洗浄で外壁の汚れを一度落とします。この際に漏水を起こす可能性がありますが致し方ありません。
既存のコーキングはシリコン系です。コーキングの増し打ちをするとしてもシリコン系は他の材質と相性が悪く密着しません。つまりシリコン系の物は全て取り除かなくてはコーキング補修も出来ません。まず丁寧にサンダーやカッターで剥がし落としていきます。外壁も凹凸があるのでかなり根気のいる作業になります。
すると内側から錆が…これは内部の鉄筋にまで水が廻り腐食している様子です。腐食した鉄筋の腐食進行を遅らせることは出来るかもしれませんが、綺麗に元に戻すことは出来ません。これだけで耐震構造が著しく劣化した状態になります。外壁もボロボロと一緒に剥がれる始末…今回同じようにコーキング補修をし直しますが、補修をしても長くは保たないかもしれません。今回は営業に支障のないように雨漏りを止めるだけにとどめておりますが、更に事態が悪化しないよう全体補修を検討された方が良いかもしれません。
記事内に記載されている金額は2018年12月11日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- とびこみ営業が来る中、外壁は10年程度でぬりかえ時期が来ることも知ったため
- 弊社をどのように探しましたか?
- とびこみ営業で決めるのはイヤだったため、インターネットで検索しました。
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- 「街の外壁屋さん」というホームページ名と、会社名(シェアテック)が違ったので、すこしとまどいました。
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- ホームページの説明を見て決めました。
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 質問に対して、ていねいに説明していただけて良かった
工事後アンケート
- 当初、リフォームを依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
- 長期間メンテフリーな施行、家ごとの外壁、屋根に合った施行、値段のコスパ
- 弊社にご依頼いただく際に他社と比較しましたか?した方はどこの会社と比較しましたか?
- 弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
- Q2について他社さんよりも良いと考えたため
- 工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
- 弊社を他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
- ホームページが充実しており、分からないことが解決できる。その上で見積りしてみると良い。
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