習志野市|金属屋根棟板金周辺の雨漏りの原因の一つが判明!
更新日:2016年04月22日
習志野市のお客様がお悩みだった金属屋根棟板金周辺からの雨漏りですが、原因の1つが判明しました。雨漏りは表面上だけでは分からないことが多いものだと改めて痛感させられます。もちろん想定は調査の段階で行っていますがまさに想定外といったところでしょうか。わかりやすいように写真でご説明して行きます。

雨の日に現場調査に伺った時の写真です。写真の下側に向かって傾斜が付いています。写真右上から左下にかけてH型の鋼材が見えます。これが棟にあたる部分です。鋼材の左側が変色しているのがおわかりでしょうか?ここが漏水している場所です。この場所を屋根の上から見ると写真の通りです。

表面上は破損や穴が開いているといったような大きな問題は有りません。屋根の傾斜が横葺きには向かないかな?という所は気になりましたが。この時も棟の板金の奥で屋根材が立ち上がっているか確認をいたしましたが立ち上がっているようでした。

実際に棟の中を調べるために棟板金を外してみました。普通の棟板金より大きな幅の棟板金です。木材と木材の間に見える部分が金属屋根材の合わさる場所になっています。屋根材の端が折られて立ち上がっているのがお分かりでしょうか?

施工としては通常どうりに行われているようです。棟の中の防水紙はところどころ切れてしまっているのは確認できました。ただしこの立ち上がりを超えて切れ目の中にまで水が入り込むのはよほどの大風の時と考えられます。今まで付いていた木材を外してみることにしました。棟の板金が大きい事もあって木材も通常の厚さの二倍ほどある分厚いものを使用しています。その為屋根面に固定されているビスもかなりの太さがある物でした。直径は10ミリくらいでしょうか?

そのビスを外している最中に不思議なビスが出てくるではありませんか?真っ赤に錆びてしまっているビスです。写真で見ても明らかに錆びているのがお分かりでしょうか?最初の写真でもありましたが棟の左側からの漏水だったのをおぼえてますでしょうか?この錆びているビスも棟の左側に位置しています。施工スタッフと仮説を立ててみました。本来この太いビスは屋根内部のタルキにあたる部分に固定されるはずだったのに、そこに止まってなかったのではないか?そのため必然的に屋根材の下に貫通して防水紙の劣化とともにビズ頭から伝ってしまったのではないかと。この仮説の裏付けとしては再度このビスを木材が無い状態で穴に戻して締め直しても全く効いてないことからも十分あり得ます。

シッカリと効いていた部分のビスは全くさびておりませんでした。また、棟板金を固定しておくための木材ですが棟の左側の軒先側の一枚が厚みが足らないものが施工されていたのです。これでは横から吹き込んだり屋根伝いに流れてきた水は棟の中に入ってしまいます。すると先ほどの様な屋根材を貫通しているビスに伝わって内部に浸水してまう、というものです。この仮説に基づいて対応策を考えました。それは①既存の木材を撤去する。②止まっていたビスの穴を全てシールで塞ぐ。③新たな木材を屋根面に固定する。④固定した木材の外側にケミカル面戸と言われるスポンジ状のものを屋根面に沿って這わせる。⑤棟板金を戻す。というものです。
記事内に記載されている金額は2016年04月22日時点での費用となります。
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