更新日:2021年10月02日
私たち街の屋根やさんでは、日々お客様から点検のご相談をいただいております。特に多いのは「近くで工事をしていた業者さんから指摘された」や「通りすがりの飛び込み業者さんから指摘された」という内容です。私たち街の屋根やさんへご連絡をいただいた時点で、既に業者さんが屋根に上がって点検済みの場合もあります。
業者選びは慎重に
実際に、私たち街の屋根やさんスタッフが屋根に上がり調査してみると、伺っていたような「浮き・ズレ・破損」は無かったということが多いです。経験豊富なスタッフが
確認したところ「
悪質な業者が屋根に上がった際、故意に破損させた」と明らかに判断できる状況を目にすることもあるそうです。今回は、2件の例を紹介します。
ケース①誤った指摘
こちらは、飛び込みの業者さんから「屋根に
穴が開いている」との指摘があり「穴を塞ぐための工事見積りを作成する」と言われたそうです。お客様宅の屋根は「
違い棟(ちがいむね)」(又は「棟違い屋根」)の部分があるため、軒天部分を下から見たときに穴が開いているように見えたのかもしれませんが、「穴」と指摘された部分は、茶色い板金となっており、穴も開いておらず問題ありませんでした。屋根の専門業者が本当に穴が開いていると思ったのかは少々疑問ではあります。
ケース②不思議な処置
以前、強風の影響で下屋(げや)の雨押え部分の
熨斗瓦(のしがわら)が道路に落下してしまったそうです。その際、お知り合いの大工さんに補修してもらったとのことでした。大工さんからは「一部新しい物に
差し替えた」と言われていたそうですが、お客様は、瓦(熨斗瓦)が並んでいる部分に何か
白い物があることに気付いたそうです。心配になられ、私たち街の屋根やさんへ点検のご依頼をいただき、確認してみますと・・なぜかそこには「白いテープ」が貼られていました。テープを剥がしてみると、差し替えたはずの熨斗瓦(のしがわら)は無く、中は
空洞だったのです。「差し替え」とはいったい何だったのでしょうか・・。また熨斗瓦の隙間には
コーキングが打たれておりました。ズレ防止のためかもしれませんが特に必要のない処置でした。ことのあと、漆喰を詰めて熨斗瓦を設置し
補修をいたしました。
お客様自身で屋根に上がることができない場合、どのような施工をされているのか分かりません。私たち街の屋根やさんでは、
点検結果を「写真」と併せて分かりやすくご説明しております。また「
複写の打ち合わせシート」を使って、どのような工事をするのか等、お客様と担当者のあいだに内容の相違が起こらないよう努めております。
経験豊富なスタッフにより、現状で最適なメンテナンスのご提案をいたしますので安心してお任せください!