更新日：2016年01月05日

船橋市のお客様からお問い合わせを頂きました。内容はと言いますと、ふと屋根を見てみたら、何やら瓦が落っこちそうになっている、という事です。これは一大事！との事でお伺いさせていただきました。お客様の家屋は大型ショッピングセンターの近くにあって、人通りも車の交通量も多い場所でした。これは一刻も早く対応しなくてはなりません。軒先の下には月極めの駐車場もあります。

道を挟んですぐに大型ショッピングセンターが広がっています。お客様の家の目の前は裏道のようにもなっていて交通量は多めです。

お客様のおっしゃっていた屋根の瓦が落ちそうとは、まさにこのような状況でした。アップで見てみると、かろうじて引っかかってとどまっているようです。

何かがあってからでは遅いので、ひとまず落下しそうな瓦を外すことの了解を頂いて、危険防止のために外させていただきました。もともと、どのように軒先の瓦が落ちない様に固定されていたかを確認すると細い銅線で瓦桟とつながっているだけのようです。実際にずれてしまっていた瓦の銅線は切れてしまっておりました。何かの摩擦で切れてしまったというよりは、経年による腐食によるものの方が可能性は高そうです。それを考えますと軒先の部分の瓦全てに同様の危機が迫っていることもないとは言い切れません。そこでお客様には軒先側の瓦を落ちない様にすべて補強の意味も含めてビスにて固定を行う工事のご提案をさせて頂きましてご了承いただきました。

状況が状況ですので、早速工事に入らせていただきました。まずは、一番軒先の瓦のすぐ上にある瓦を一度外して、一番軒先にある瓦にドリルで下穴を開けます。そこにビスを打ち込んで固定をします。ビスも錆びにくいステンレス製を使用しています。錆びてしまうとビスが膨張してビス穴部分の瓦を破損させてしまう可能性があるからです。

この様にして、軒先側の瓦をすべてステンレスビスを使って補強を行いました。これで軒先から瓦が落下して、通行人の方や駐車中の車にあたってしまう事故は防げます。瓦が完全に落ちる前でよかった、と胸をなでおろしました。