更新日：2015年11月30日

本日ご紹介いたしますのは木更津市で行った外装リフォーム前の点検の様子です。外壁に苔が生えていることが前から気になっていたそうですが、この機会に一度点検をしてもらおうとお考えになったそうです。外壁だけでなく、屋根も含めてお住まい全体をくまなくチェックしどのような工事が必要なのかご検討いただきたいと思います。

屋根の点検に必須なのは梯子です。左写真のように屋根までとどく梯子を使って屋根に上がります。屋根の上から見ると結構高さを感じませんか？傾斜がきつい屋根や滑りやすい状態になっている場合を除いては必ず屋根に上り、直接見て確認します。そうすることでスレートの欠けや野地板の傷み具合なども把握することができるのです。
屋根を全体的に見ると色褪せと変色が目立ちます（右写真）。屋根材も大分傷んできているようです。

屋根材をさらに近くで撮影したものが左写真です。表面がボロボロを剥がれており、劣化が進んでもろくなっていました。これが部分的ではなく屋根全体がこのような状態ですので、屋根材の交換をしなければなりません。もう少し早く点検をしていれば、ここまで傷まず塗装で対応ができたと思います。
雪止め金具も長期間メンテナンスをしていないことから錆が浮いています。直接機能には影響ありませんが、見た目も悪いので対応しなければなりません。

　
続いて外壁の様子を確認します。点検依頼のきっかけになった外壁の苔が左写真になります。日当たりの悪い箇所ということもありますが、外壁表面の防藻効果がなくなってきていることが原因です。苔が生えた箇所は余計に水分の滞留時間が長くなりますので、それだけ外壁にも悪い影響を与えます。高圧洗浄で苔をしっかり落とした上で外壁塗装を行う必要があります。
右写真は換気口ですが、油汚れが付着しておりますのでこの辺りも外装リフォームに合わせて清掃したほうがよいでしょう。

今回の点検から屋根は屋根材がだめになっているので、屋根カバー工法をご提案いたしました。また、外壁は塗膜が劣化しているので外壁塗装を行いお住まい外観を刷新したいと思います。
お住まいは年数が経てばどうしても苔が生えたり屋根材が劣化したりなど、経年による変化があります。それらを放置すると、放置した時間だけ傷みがどんどん進み、結果として高額な費用をかけたリフォームが必要になってしまいます。不具合が発生したらできるだけ早めに対処していくことが、お住まいにとってもお財布にとっても優しいといえますので、定期的な点検とメンテナンスを心がけるようにしましょう。