更新日：2015年11月07日

本日は木更津市で行った屋根リフォームの事前点検をご紹介します。
近所で外装リフォームを行っていた施工業者に屋根のスレートが割れていると指摘されたそうです。今のところ雨漏りはしていませんが、不安なので点検をして欲しいとご連絡をいただきました。

屋根の全体を撮影したものが左写真です。ぱっと見た感じで屋根の色が変色しており、表面の塗膜が傷んでいることが分かります。そして問題のスレートが割れた箇所です（右写真）。割れたスレートは屋根の縁に残っていましたが、屋根材が屋根から落ちて人に当たりでもしたら怪我をしてしまうかもしれません。割れた箇所は、その下にもスレートが設置されておりましたので内部まで雨水は浸入していないようです。また、割れた箇所の近くには補修した跡も見られました。割れた箇所ももしかしたら補修した所だったのかもしれません。スレートのひび割れは他の箇所にも見られましたので、全体的に屋根材がだめになってきているようです。

問題は屋根材だけではありませんでした。棟板金の塗膜の剥がれやシーリング部のコーキングも傷んでひび割れしていました（左写真）。このような箇所から雨水が入り込み雨漏りする可能性がありますので、早めに対応する必要があります。
ベランダの金属部も経年によって腐食し、穴が空いていました。塗膜も剥がれていますので、こちらもメンテナンスを行わなければなりません。

一階の屋根の一部は瓦棒葺きの屋根になっていました（左写真）。こちらも随分前に塗装を行っているようですが、塗膜が剥がれて下地から錆が見えています。このまま放置すればベランダの金属部のように腐食で穴が開いてしまいます。こちらはケレンを行った後、数回の重ね塗りを行えば綺麗な状態に戻すことができるでしょう。

今回の点検から屋根カバー工法とベランダの補修、さらに瓦棒葺き屋根の塗装をご提案いたしました。大屋根の屋根材は傷みが進んでおりましたので、たとえ塗装を行っても数年で再びメンテナンスを行う時期がきてしまいます。屋根カバー工法であれば、屋根の上に新しい屋根を作りますので今後も安心してお過ごしいただけます。屋根カバー工法は、今までよりも屋根の重量が増えてしまいますが、軽量の金属屋根材を使用しますので問題ありません。街の屋根やさんではお住まいの状態を把握し、最適なご提案をいたします。屋根のトラブルやリフォームをお考えの方はお気軽にご連絡ください。