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トタン屋根の塗り替えや葺き替えについて
更新日:2015年6月23日
本日、トタン屋根についてのお問い合わせを頂きましたのでトタン屋根について勉強してみたいと思います。
現在では街を歩いてみても、あまり目にする機会は少ないトタン屋根ですが、緩い勾配でも施工が可能で低コストということもあり高度成長期、1954年(昭和29年)ごろに多く採用された屋根材の一つです。
コストがかからないぶん、スレート屋根や瓦屋根に比べて外観が少し安っぽく見えてしまうほか、トタン屋根は金属なので、防音性に弱く素材そのものの強度にかける部分があります。
現在では金属屋根と言えばガルバニウム鋼板のような防音性や耐候性やメンテナンス性に優れているのですが、同じ金属屋根でもトタン屋根の場合ですと定期的な塗り替えが必要になってきます。
塗装時期としては塗膜の色あせやサビが出始める前の塗装をオススメしています。錆が発生したまま放置するとトタンが腐食して穴が開いてしまう可能性があり、通常の耐久年数を保持することも難しくなってしまいます。
また、トタン屋根は金属ですので、太陽光を良く吸収します。
すると室内の温度は高くなりますので、夏は非常に室内が熱くなることが予想されます。トタン屋根を塗り替えでお考えの際は遮熱塗料や断熱塗料を使い屋根の表面温度を軽減させてあげることをおすすめします。
表面温度を低くすることで、劣化の進行も遅らせる効果があります。
1954年ごろに流行った屋根ということなので、そろそろ葺き替えなくてはならないトタン屋根も多いことでしょう。
その場合におすすめなのは同じ金属屋根でも、トタン屋根ではなくガルバリウム鋼板など防音性や耐候性やメンテナンス性に優れている金属屋根での葺き替えをおすすめします。
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