スレート屋根の初めてのメンテナンス｜横浜市磯子区
更新日：2015年06月23日
横浜市磯子区に屋根の調査に伺いました。
築２０年で初めてのメンテナンスを検討中のお客様です。たぶん傷んでいると思うんだけどあまり見たことが無いので、というお話でした。どんな状態なのか早速見てみましょう。
屋根の状態です。スレート葺きで元々の色は黒だったと思うのですが、表面の塗膜が剥がれてしまって白っぽくなっています。右の写真の茶色というかオレンジ色をした部分はコケです。急勾配なので、手をついてやっと上れる位でした。
スレートの重なり部分にコケが溜まっています。まだ隙間を全部埋める程は生えていませんが、塗膜で覆われていたり縁切りしていないのと同じ状態になってしまい、雨水の抜け道が無くなって雨漏りの原因にもなります。表面は剥がれた塗膜や劣化したスレートが剥がれかけていて、ザラザラしています。全体的に反りが酷く、割れも数え切れないくらいありました。
棟板金もあちこちでサビが出ていて、下地の貫板の劣化も進んでいるので、釘が抜けかかっている所も結構あります。完全に浮いている部分は有りませんが、このままに出来る状態ではありません。
屋根全体を調査しましたが、スレートの劣化状況、特に反りと割れの状態が酷く塗装をしても数年でスレート自体が駄目になってしまうと判断し、下地の状態は比較的良好ですのでカバー工事のご提案をさせて頂きます。部分的に直したりして取り合い部分などの雨仕舞いなどで雨漏りのリスクを残すのならば、下地が良好なうちにカバー工事を行って雨漏りの心配を無くす事の方が良いでしょう。
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