更新日:2015年5月19日
こんにちわ。新人スタッフのがもうです。
最近、屋根や外壁を調べていくうちに疑問に思うことが出てきました。
ここ最近、メディアでも話題の【古民家再生住宅】中には築100年なんて家も聞きますが、これって外壁や屋根ってどういう状態になっているのでしょう?
直前まで人が生活されていて、住宅のメンテナンスも行き届いている状態であれば、問題は無いかもしれません。しかし、何十年と空き家が続いていたとしたらどうでしょう?
茅葺屋根が古民家らしくて素敵!と思われてもちょっと待ってください!その屋根から雨漏りはしていませんか?もし、屋根からの雨漏りが発生しているのであれば、屋根内部の柱や骨組みなどの腐食も進んでいしまっている可能性があります。
こうなってくると、相当大がかりな工事が必要ですね。
また、日本の古い古民家は夏を涼しく過ごせるように出来ています。部屋の中にある囲炉裏が素敵!と感じる前に少し待ってください。どんなに囲炉裏が素敵でも、断熱や暖房にかかる費用は相当な金額になるかと思われます。
古民家の内装を変えておしゃれな空間にリノベーションはもちろん素敵ですが、築100年にもなるとまずは、人が住める環境を整える事が重要です。
どんなに内装を素敵にリフォームしても、その上からぽたぽたと雨水が垂れてきたり、凍えるような室内の寒さでは【快適な暮らし】を送ることは難しいでしょう。
こうして考えた時にかかってくる費用は新築と同様か、もしかすると新築以上のリフォーム費用がかかってくるかと思われます。古民家を住宅として選ぶ場合は、新築以上に慎重な決断と期間と費用の余裕が必要になってきます。
しかし、現代では表現できない木の暖かさのある家はどんなに時代が流れてもやはり素敵ですね。古民家の購入には新築以上の手間がかかるために、リフォームを終え、自分の理想とするお家に変身した際はきっと新築以上の感動を味わえるのではないでしょうか?