熨斗積みから丸伏せに葺き替え工事をおこなうと、耐震性が向上します。
熨斗積みは、瓦の継ぎ目を重ねて積み上げるため、屋根自体の重量が重くなります。
そのため地震による揺れに対して弱くなってしまいます。
今回は、熨斗瓦を全て撤去し、棟瓦の土台を作って七寸丸瓦を被せて固定し、防水ロールを取りつけて七寸丸を被せて固定しました。
こうすることで地震や台風にも強い屋根に仕上がります。
漆喰と葺土の劣化の心配がある熨斗積みに比べると、葺土は使っていませんし、漆喰も防水ロールの中にあるため、メンテナンスは必要ですが、劣化の心配はかなり減ります。
漆喰と葺土、重ねていた瓦の分の重さがなくなるので、かなりの軽量化にも繋がります。