葛飾区鎌倉の築30年を経過したアパートの屋根点検で化粧スレートの状態から屋根カバー工法をご提案
更新日：2023年02月16日
今回は築30年になる葛飾区鎌倉のアパート点検の様子をご紹介します。現状雨漏り等のトラブルは起こしていないようですが、塗装で問題なく使用できる状態になるのか、屋根カバーや葺き替え等を行うべきなのか屋根の状況に合わせてメンテナンスをご検討されているという事ですので、早速見ていきたいと思います。
築30年になるアパートの屋根点検
最寄りの駅から徒歩8分と非常に立地の良いアパートになります。アパートの多くは1階と2階の床面積がほぼ同じのいわゆる総二階で緩勾配屋根の建物が多く、必然的に屋根の状況が見にくい形状になっています。隣接するもう一方のアパートも築年数が変わらない為、同時に調査を行っていきます。
複雑な形状の屋根は雨漏りなどの飛散リスクが高くなります
梯子をかけ屋根の状態を確認するとシンプルな形状の外壁とは異なり、非常に複雑な屋根形状です。その分、棟板金が分割され継ぎ目も非常に多くなるため雨水が浸入するリスクが高くなります。雨水が入りこむ部分が多くなれば貫板が腐食・棟板金が飛散する可能性も高くなるため、定期的に釘の浮きや抜けを確認しておくべきです。
今後の補修やアスベストの含有を踏まえメンテナンスをご検討ください
調査を行っていると塗膜が割れ素地が露出している箇所が非常に多くあり、化粧スレート自体の劣化も確認できました。築30年ということで化粧スレートの寿命も差し迫っていますので、今回は塗装ではなく屋根カバーもしくは葺き替えをご提案させていただきました。ここでどちらの工事を行うかのポイントとして、アスベスト(石綿)が含まれている2004年以前のスレートか、工期に問題がないかということです。アパートというとたくさんの方が入居されているということもあり、工事が長くなってしまうと多大なストレスを感じられるかもしれません。アパートは特に屋根の施工年数や今後のメンテナンス・入居者の問題を踏まえメンテナンスを行っていく必要があります。
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