豊島区駒込のマンションにて陸屋根で雨漏りを起こさないようウレタン塗膜防水(通気緩衝工法)をご提案
更新日:2021年05月15日
豊島区駒込にある3階建て鉄骨造のマンションにて陸屋根の防水点検を承りました。築39年が経過しており雨漏りが起こる前に補修を行っておきたいとのことでした。
豊島区駒込のマンションで防水点検
調査を行ったのはアスファルト防水で押えコンクリートで保護がされている状態でした。特徴としては等間隔にある目地は「伸縮目地」と呼ばれ、コンクリートの割れを防ぐために衝撃を吸収している大事な部分になります。しかし経年劣化を起こしてしまうとひび割れて雨水が入りこんでしまったり、反りを起こしてつまずきの原因になります。コンクリートは保護用に過ぎませんが表面が傷んでしまえば防水層も傷み雨漏りを起こす原因にもなってしまいますので、定期的な表面保護は欠かせません。
雨漏りを起こす可能性のある部位をチェック
陸屋根は通常の屋根のように雨水が流れ出ていく構造ではない為、排水口をたどって排水していくのですが最も傷みやすいのがこの排水ドレンです。経年劣化を起こすと内部で腐食による穴あきを起こし躯体内部で雨漏りを起こしてしまいますので、交換や改修を行っていく必要があります。
またフェンスや柵を設置している場所では支柱が錆びてその隙間から雨漏りが生じることも考えられます。こちらは隙間は見られないものの、錆で支柱が崩れ始めていましたので溶接や塗装で改善していかなければなりません。今後メンテナンス回数の削減をご希望でしたら錆びにくいアルミ製のフェンスへの交換も一つの手です。
今後行うべき防水メンテナンス方法
今回ご提案したメンテナンス方法はウレタン塗膜防水の通気緩衝工法です。通常の密着工法とは異なり下地と防水層を密着させないことで、下地が含んだ湿気を上手に逃がし防水層の膨れやしわを防ぐことが出来る防水工事です。しかしまずは下地の補修をしなければなりません。
伸縮目地は雨水が入りこみやすい場所でもあるため、傷んだ目地材を撤去し新たに打設し直していきます。
排水ドレンは躯体に直接取り付けられているため、交換となると躯体を傷つける必要があります。そこで既存ドレンの内部に差し込むことでカバーできる改修用ドレンを使用していきます。
内部に差し込むという事は既存口径よりも狭くなるため排水性能の低下も心配しなければなりません。現状で既に水たまりができやすい、排水されていない場合は補修方法を検討していきましょう。
防水面には通気緩衝シートを張り合わせ水蒸気を逃がす工法に仕上げていきます。その上にウレタン樹脂塗料を均一の厚さになるように塗り重ねていきます。
ウレタン塗膜防水工事竣工の様子です。中央にある脱気筒から下地と防水層の間に溜まった湿気を逃がし、防水層の劣化を防いでいきます。バルコニーやベランダ等狭い面積の場合は、躓かないよう脱気盤を使用しますのでご安心ください。
通気緩衝工法は密着工法よりも若干費用がかかりますがその分防水層の耐久性は格段に向上します。今後のメンテナンス回数を考慮した上で施工方法をご検討されてみてはいかがでしょうか?
記事内に記載されている金額は2021年05月15日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
関連動画をチェック!
FRP防水 ルーフバルコニーの浮きを部分的に切除して補修を実施【施工事例を紹介!街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介
陸屋根のチェックポイントとメンテナンス方法
陸屋根とは勾配のない(実際には排水のため勾配が設けられています)、平らな屋根の形状を言います。 一般的に家屋の「屋根」というと本を逆さで閉じたような三角形の形をしていたり、単純な三角形ではなくとも勾配がある屋根が多いですよね。それと比…続きを読む
防水工事の中で最も防水性の高い「FRP防水」
> 屋上、ベランダ・バルコニー、どこでもFRP防水が最強である5つの理由屋上、ベランダ・バルコニー、どこでもFRP防水が最強である5つの理由 一般的な戸建て住宅で雨漏りの原因として意外と多い部分がベランダやバルコニーです。 街…続きを読む
短い工期と経済的な防水工事として人気! シート防水
> シート防水が施工された屋上(陸屋根)のメンテナンス方法シート防水が施工された屋上(陸屋根)のメンテナンス方法 ゴムシート防水で10年~15年程度、塩ビシート防水であれば10年~20年程度の耐用年数が期待でき屋上防水で採用されることも多いシート…続きを読む
バルコニー・ベランダや陸屋根(屋上)で人気があるウレタン防水とは?特徴や選ばれる理由について徹底解説!
バルコニー・ベランダや陸屋根(屋上)で人気があるウレタン防水とは?特徴や選ばれる理由について徹底解説! 一般的なお住まいの屋根には傾斜があり、雨水がスムーズに流れるようになっています。しかし、バルコニー・ベランダや陸屋根などは傾斜がなく平らなため、防水工事が欠…続きを読む
雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い
雨漏りをさせないために、雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞い 「防水」は一般の方でも馴染みのある言葉だと思いますが、「雨仕舞い」は聞いたことがないという方がほとんどではないでしょうか。屋根やさんなどの建設関係者でなければ、聞く機会がない「雨仕舞い」、雨漏り…続きを読む
アパート・マンション、ビルなど貸物件の屋根リフォーム、屋根のメンテナンス
入居率を上げる魅力的な4つのポイント、アパート・マンション・ビルの屋根メンテナンスを行うメリット 私たちはたくさんのアパート・マンション、ビルなどの屋根工事を手がけています。アパート・マンション、ビルはオーナー様の大切な資産ですかたメンテナンスサイクルを検討し…続きを読む
あなたの屋根はどの形状(シェイプ)
街の中には様々な形、様々な材料の屋根があります。カッコイイ屋根、素敵な屋根もあれば、神社・仏閣などの荘厳なものや、文化財に指定される建物では歴史の重みと風格を感じさせます。ここでは屋根を形状別にご紹介いたします。…続きを読む
屋根の雨漏り対策|無料点検実施中
雨漏り修理・雨漏り工事は街の屋根やさん 雨漏りは屋根から漏ると思われがちですが、原因が屋根以外である事も普通です。 よくある窓回り、外壁、ドレインからの他、異常気象で雨水が吹き上がって軒天の隙間から入り込んだり、太陽光パネルの設置による下地の破損など、原因が多…続きを読む
街の屋根やさん東東京
電話 0120-989-742
株式会社シェアテック
〒132-0023
東京都江戸川区西一之江2-10-17 大場ビル1F
店舗詳細はこちら
防水工事の施工事例一覧
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。