「鉄骨階段と手摺」の状態を点検調査

オーナー様にご同行いただき、横浜市西区西前町のアパートの点検調査を行いました。

調査対象は鉄骨階段と手摺で、手摺も階段と同様に「鉄製」です。

表面には青い塗料が施されていましたが、色あせが見られ、端部や溶接部分からはわずかに錆が発生している状態でした。

鉄骨階段の手摺には、錆が発生している状態でした。

アパートには通路などの共用部が設けられている事が多く、今回のように階段や手摺が鉄製になっているケースもあります。

屋根や外壁と同様に鉄部分も定期的なメンテナンスが必要で、特に塗膜の劣化は屋根や外壁よりも早く進む傾向があります。

錆を防ぎたい場合は、屋根や外壁の塗り替え時期に合わせるよりも、早めのタイミングで塗装を行う方が効果的です。

ファインＳi（Ｊ75-40Ｔ）を用いた「鉄骨階段と手摺」の塗装工事

ケレン作業

塗料の密着を高めるため、まず「ケレン」と呼ばれる作業を行います。

この工程では、錆が出ている部分を削り落として表面を整えます。

錆をそのままにして塗装すると剥がれやすくなる為、膨れや浮きのある箇所をなくし、塗膜が長持ちする状態に仕上げます。

ハイポンファインプライマーⅡを用いて「下塗り」作業

ケレン作業が終わると、塗装の工程に進みます。

まず下塗りとして、錆止め塗料「日本ペイント ハイポンファインプライマーⅡ」を塗布します。

この塗料は「黒さび色、グレー、赤さび色、ホワイト」の4種類がありますが、工事で使用する上塗り材はブルー系（J75-40T）だったため、塗り重ねても色に影響が出ないホワイトを選びました。

ファインSiを用いて「中塗り・上塗り」作業

下塗りの錆止め塗料「日本ペイント ハイポンファインプライマーⅡ」が乾いた後、中塗りと上塗りに「日本ペイント ファインSi（J75-40T）」を塗布します。

中塗りと上塗りには同じ上塗り材を使用し、塗料が乾いたことを確認してから上塗りに進みます。

これにより、錆びていた部分や色あせた塗膜が新しく塗り替えられ、艶やかに生まれ変わりました。