はじめに

練馬区桜台にお住まいのお客様より、「天窓から雨漏りしているようだ」とのご相談をいただきました。
天窓（トップライト）は採光や通風に優れた設備ですが、雨漏りリスクが高い部位でもあります。
特にスレート屋根に設置されている場合、屋根材や板金の劣化と合わせて注意が必要です。

今回の調査内容を、実際の現場写真とともにご紹介いたします。

スレート屋根の状態を確認

このような状態になると、屋根材の寿命が短くなるだけでなく、雨水が下地へと回り込みやすくなります。

板金部分の劣化をチェック

さらに指で触れてみると、黒い粉が付着しました。
これは「チョーキング現象」と呼ばれるもので、塗膜が紫外線や雨風により劣化しているサインです。

チョーキングが起きると板金の防水性が失われ、錆や浮き、さらには雨漏りの原因となる恐れがあります。

架台の上に設置された天窓（トップライト）

このような納め方は一見すると雨仕舞が良さそうに見えますが、経年によるシーリング劣化や板金の不具合があると、かえって雨水が侵入しやすくなります。

室内の雨漏り状況

放置してしまうと内装の傷みが進み、断熱材や下地木材の腐食にもつながります。
早めの修繕対応が必要です。

天窓からの雨漏りが起こりやすい理由

天窓（トップライト）は、通常の屋根面よりも雨漏りリスクが高い部位です。
その理由は以下の通りです。

・屋根面より高い位置にあるため、雨水が集まりやすい

・シーリングや板金の継ぎ目が多く、経年劣化に弱い

・紫外線や温度変化を受けやすく、防水材の劣化が早い

特にスレート屋根との取り合い部分は複雑で、定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。

今回の調査で分かったこと

今後の修繕方法について

今回のようなケースでは、以下のような修繕方法が考えられます。

・板金部分の再塗装または交換

・天窓周りのシーリング打ち直し

・トップライト自体の交換（古い製品の場合）

・屋根カバー工法や葺き替え（スレートの劣化が進行している場合）

天窓の寿命は一般的に20～30年程度とされ、スレート屋根と同じくらいの耐用年数です。
そのため、屋根リフォームと同時に天窓の交換を行うことが理想的です。

まとめ

練馬区桜台で行った、スレート屋根に設置された天窓（トップライト）からの雨漏り調査についてご紹介しました。

・屋根材や板金の劣化が進んでいた

・天窓周りの雨仕舞いに不具合が見られた

・室内クロスに雨漏り跡が確認された

天窓の雨漏りでお困りの方は、早めに専門業者へご相談ください。
街の屋根やさんでは、現地調査・点検を無料で行っております。

お住まいの安全を守るため、ぜひお気軽にご相談ください。