棟板金の浮きと部分交換で防ぐ屋根トラブル｜屋根塗装までの施工事例
更新日：2025年08月13日
錣屋根の隅棟部分で棟板金の浮きを確認。サビも進行していました。
棟板金の浮きは、屋根メンテナンスの中でも見落とされがちなトラブルです。
棟板金の浮きは、屋根メンテナンスの中でも見落とされがちなトラブルです。
浮きが発生すると、内部の**貫板（ぬきいた）**と呼ばれる木材が雨水で濡れやすくなり、腐食やカビの原因になります。
さらに、強風で板金が外れてしまうと、飛散して近隣への被害を与える危険性もあります。
早期発見と適切な修理が重要です。
釘が外れ、隙間から貫板が見えている状態。防水性が失われています
棟板金を固定している釘やビスが経年で緩むと、隙間から内部の貫板が見えてしまうことがあります。
この状態は、雨水が直接内部に入り込むため、非常に危険です。
また、釘が抜けかけていると、わずかな風圧でも板金がめくれ上がる可能性があり、強風被害に直結します。
既存の板金と貫板を撤去、新しい部材へと交換しパッキン付きのビスでしっかりと固定します。
これにより、強風や温度変化による緩みを抑えられます。
パッキン付きビスで確実に固定。防水性と耐久性を確保します。
釘ではなくパッキン付きビスを使用することで、防水性と固定力が向上します。
パッキンが雨水の侵入を防ぎ、長期間にわたって棟板金をしっかりと保持します。
従来の釘留めでは数年で緩みが出やすいため、現在の屋根修理ではビス固定が主流になっています。
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