茂原市高師で瓦屋根の点検 劣化サインに要注意！【モニエル瓦も解説】
更新日：2025年04月21日
屋根は「モニエル瓦」が使用されていました。これは、セメントを主材とし、表面にスラリー層と呼ばれる着色層を持つ特殊な瓦です。後ほど詳しく解説します('◇')ゞ
芯材（木材）が経年劣化してくると、釘周りに隙間ができ固定が緩んで釘浮きに繋がります。この状態で放置していると、さらに状態が悪化し強風や地震時に瓦がずれてしまう危険があります。
冠瓦だけの棟の場合、漆喰に代わり「ハイロール」を使用する方法もおすすめです。ハイロールは耐候性・柔軟性に優れた材料で、雨水の浸入を防ぐ機能性の高い製品ですので、より長期的な耐久性を求める場合に適しています。
＜モニエル瓦について＞
モニエル瓦は、一般的な陶器瓦よりも色あせやチョーキングが早く出やすいという傾向があります。モニエル瓦とセメント瓦の見分け方として、一番わかりやすいのが小口（断面）部分で、断面が凸凹しているのがモニエル瓦です。
メンテナンス方法は、10年～15年で再塗装が必要ですが、専用のメンテナンス知識が必要なため注意が必要です。また、すでに生産が終了しているため、部分差し替えなどの修理が難しい場合は 葺き替えしか選択できない場合もあります。
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