軒天（のきてん）とは？

建物の屋根が外壁より外側に張り出した部分（軒）の裏側の天井部分を指します。
「軒裏（のきうら）」とも呼ばれることがあります。
建築物の外観における重要な部分であり、機能面でも大切な役割を果たしています。

軒天の役割

美観の向上
軒天があることで、建物のデザインが引き締まり、外観が整って見えます。
仕上げ材として使用される素材や色によって、建物の印象を大きく左右します。

建物内部への雨風や虫の侵入防止
軒天は、屋根裏や建物内部への雨風の吹き込みを防ぎます。
また、隙間から小動物や虫が侵入しないようにする役割も担っています。

断熱効果の向上
軒天があることで、屋根裏の温度変化を抑え、建物内部の断熱性を高める効果があります。

現地調査！

破風板（はふいた）が経年劣化により、ビスが緩み、木材が収縮・膨張し、固定が弱くなり浮いています。

破風板が浮いている状態を放置すると、雨水の浸入や、軒天の穴から野生動物が屋根の内部に入り込んでしまい、巣にされてしまうこともあるため、早めの対策が必要です！

破風板（はふいた）とは

屋根の端部に取り付けられる板のことで、建物の外観や屋根の構造を保護する重要な役割を持っています。

「破風」とは本来「風を破る」という意味で、建物を風や雨から守るために設置される部材です。

軒天全体に色あせ、カビの黒ずみが目立ちます。

工事のご提案！

軒天にケイカル板を重ね張り

重ね張り施工にはメリットいっぱい！

 施工がスムーズで効率的
既存の下地を撤去せずにそのまま上からケイカル板を張るため、解体作業が不要。
　・工期の短縮
　　解体にかかる時間が削減され、施工がスムーズに進みます。
　・工事費用の削減
　　解体処理や廃材処分のコストを抑えられます。

コストパフォーマンスが高い
既存の下地を活かす重ね張りは、工期短縮や廃材処分の削減によってコストを抑えつつ、耐久性を向上させる方法です。
長期的に見てもメンテナンスが少なく済むため、総合的な費用対効果が高いです。

音や振動を軽減
重ねることで厚みが増し、音や振動が和らぐ効果も期待できます。

廃材が少なく環境に優しい
既存の材料を撤去せずにそのまま使用するため、廃材の発生を抑え、環境負荷を軽減できます。

ケイカル板の特徴

耐久性が高い：湿気に強く、長期間美観を保てます。
施工が簡単：既存の合板の上から直接施工可能です。
仕上がりが美しい：平滑な表面が清潔感を引き立てます。

工事開始！

軒天の既存の木目調プリント合板を撤去せずに、そのまま上からケイカル板をビスで貼り付け、落下しないよう廻り縁で補強します。

軒天塗装

貼り付けが終わったら、ケイカル板自体には防水性がないので、塗装によって防水性を付与します！

ビスの上にパテを塗り表面を平らにします。

塗装を2回行い軒天完成！

破風板の浮き固定

破風板が浮いている部分をビスでしっかりと固定しました。
この際、耐久性向上のため、防錆処理されたビスを使用しました。
その後、水の侵入を防ぐため塗装を行っています。

工事完了！

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