長生郡一宮町で瓦屋根の下り棟を施工、その棟の豆知識をご紹介
更新日:2016年10月06日
長生郡一宮町で瓦屋根の下り棟を施工しました。台風で数枚の瓦がひっくり返ってしまった現場です。調査に行った際に思い出したちょっとした豆知識ご紹介いたします。和瓦の下り棟に関して詳しく知りたいと思う方はあまりいないと思いますが、お住まいは先人達の技術の結晶で成り立っているのです。この技術を知っていれば、腕の良い職人さんを見極めることも可能です。

棟瓦の下の白い部分が漆喰です。棟瓦の土台と言ってもよいでしょう。ただ単に詰められているわけではなく、きちんと成形されてここに収められているのです。例えば、経年劣化で漆喰を詰め直すとします。漆喰を剥がして詰め直す、傷んだ漆喰の上から詰め増しする、2つの方法があるのですがお勧めはやはり漆喰を剥がして詰め直す施工です。ただ単に重ね塗りをする業者もいます。漆喰の上から詰め増しすると雨漏れの原因にもなりかねないからです。写真のようにのし瓦の奥(一寸ほど)より外側に漆喰がありますと、のし瓦の継ぎ目から雨水がしみ込みやすくなります。三段の積み重ねられたのし瓦の上の半円の冠瓦と漆喰の位置関係をよーく見てください。雨水が染み込まないような位置に漆喰が引っ込んでいることが分かると思います。ただ厚く塗るだけではお住まいの傷みを早めるだけになります。

下り棟ののし瓦が少しずつズレて見えませんか。腕の悪い職人さんなのか、もしくは雑な施工されたのか、そのどちらかのように思えますが、実は違います! ここにも細かい技術があるのです。写真のように棟を真上から見ることができるのは屋根職人だけです。ほとんどの方は下からしか見ることができないはずです。

下から見た写真と上から見た写真です。よーく見ないと分かりませんが、下から見た写真(左)の方が真っ直ぐに見えませんか? 同じ下り棟なのですが、人間の目には遠近感がありますので、同じ大きさの物を綺麗に並べても真っ直ぐには見えないそうです。こうした少しの揺らぎを持たせることにより、下から見るお施主様が真っ直ぐに感じられる様に工夫がされているのです。ちょっとした技量によって、より美しい建物に見えるようになるのです。少し違う目線からお住まいを見ると、その施工の技量の高低が判別できます。こうしたことにこだわりを持つのも弊社の特徴です。屋根のことなら何でもご相談ください。高品質な施工を提供いたします。
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