横浜市青葉区|この状態では屋根塗装は出来ません
更新日:2015年04月20日
横浜市青葉区に屋根の調査に伺いました。
屋根と外壁の塗装を検討中のお客様で、建物全体の調査をご希望でした。築28年の建物で過去に何度かメンテナンスをした事があったそうです。どの様な状態なのか早速見てみましょう。
スレート葺きの屋根で所々コーキングでの補修跡があります。塗膜が殆ど無くなっていて、以前に塗装工事を行った形跡はありません。元々は黒だと思うのですが、剥がれてしまい屋根全体が白っぽくなっています。
屋根全体がこの様なスレートの状態です。反りが出ていて割れている箇所もあります。塗膜が飛んでしまいスレートの劣化が進むと反りが出てきます。重なって隠れている部分で釘で固定されているために、先が反り上がってきてしまいます。こうなると、強風などでばたついて割れてしまったり、雨水が吹き込んでしまいます。スレートは元々屋根材の下の防水紙でもっている部分も有りますので、もし防水紙が劣化していたら直ぐに雨漏りの原因になります。
問題はここです。棟板金が無くなっています。周辺をみましたが落ちている様子も無く、お客様も分からなかったそうです。貫板の痛み具合をみても飛んでから結構経っていると思います。幸いな事に雨漏りしていませんが、放っておける状態ではありません。
屋根全体を見て、スレートの劣化具合、棟板金の状態をみても塗装工事は出来ません。小屋裏から見る限り野地板の劣化は有りませんので、今でしたらカバー工事が可能です。廃材処理も有りませんので、野地板の状態が良ければオススメの工事です。
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