更新日:2017年10月19日
屋根外壁塗装工事をご検討される際に、全体を綺麗にされる為・防水層の保護の為にもベランダの防水工事を同時に施工される方がほとんどです。富津市のH様も「築13年という事で、漏水が起きないかが心配…」とご相談を頂きました。
ベランダの塗膜に剥がれや浮きもなく雨漏りの心配もないと判断した時には、トップコート施工で表面保護をすることで維持が可能です。
しかし、いずれ雨漏りの原因になるような状態だと判断させて頂いた際には必要に応じて防水補修工事をご提案させて頂きます。
今回は表面の塗膜にいくつか剥がれを発見しました。一層目はトップコートですので雨漏りが起こるというほどの劣化ではありません。しかし、ベランダは日光が良く当たる南面に多く取りつけられていることから、十分な耐候性が求められます。
現在時点で特に大きな問題はないものの、雨漏りが起きてからでは遅いです!早めに防水工事を行い未然に雨漏りを防いでいきましょう。
施工はAGCポリマー建材のサラセーヌで密着工法を行っていきます。
密着工法と絶縁工法(通気緩衝工法)の違いは?
ウレタン塗膜防水工事の改修時に密着工法と絶縁工法と2通りの補修がございます。費用と工程はどちらも絶縁工法がかかります。ではなぜ場合によっては密着工法で補修が出来ないのか、どこで判断するのかを紹介します。
まず、密着工法は下地に塗るだけで防水機能を持たせることが出来ます。コストパフォーマンスにも工期の短縮にも優れています。
しかし下地に完全に密着している状態ですので、下地の影響を全て受けることになります。下地が水分を多く含んでいる場合、内部の水分が蒸発することで塗膜が膨れを起こし、防水機能を十分に発揮できない状態になります。
つまり雨漏りを起こしている場合、長期間メンテナンスをしてこなかった住宅は密着工法で補修することが出来ません。
そこで、通気緩衝シートと呼ばれる無数の穴が開いたシートを中間に敷き、下地との完全密着を防ぎます。更に脱気装置を取りつけ、内部の水蒸気を逃がすことで塗膜の膨れを防ぎます。
使用の部材や作業工程が大幅に変わりますので、絶縁工法に費用が掛かるというわけです。
コスト面、次回の補修方法の簡易さなどから可能な限り、こまめな密着工法で補修していきたいものです。
サラセーヌは既存の下地がウレタン塗膜の場合に、塗り重ね施工が可能です。
下地の剥がれている部分に関してサンダーやケレンで剥がし、平滑に整えます。溶剤拭きをしてからプライマー、サラセーヌ2回、トップコートを塗布して防水工事完了です。
防水工事は高いと思われがちですが、下地の状態によって必要となる工程が増えますので、メンテナンスをしていなければしていないだけ費用も高くなりがちです。
常日頃から清掃・メンテナンスを行う事で、塗膜の状態・雨漏りの発生にも気づく事が出来ますのでぜひご参考にしてください。
H様も「もっと高いと思っていた」と予想よりも安価に補修が終わり、安心されていました。
防水工事の費用や施工内容に関してのご質問、御見積・点検は無料にて承っております。お気軽に街の屋根やさんへご相談ください。
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