更新日：2016年07月26日

川崎市幸区のお客様より屋根の点検をお願いしたいとのご連絡をお受けいたしました。更に詳しく話を伺うと、数年前に一度漆喰の工事をしたそうですが、部分的に傷んだ箇所のみの補修だったので、手を入れていない漆喰もそろそろ見てもらった方が良いと思って連絡をしたそうです。部分的に補修をすることも場合によってはありですが、数年で同じような工事をするなら一度にまとめて補修した方がいいと思います。特に漆喰は瓦よりもメンテナンス周期が短いので、気を付けないと漆喰剥がれから棟の崩れ、さらには雨漏りなどにもつながるので定期的に点検をしていくことが大事です。

これから調査を行うお住まいです。ヨーロッパ風の建物で、庭木の手入れもされているのでとてもすっきりとした外観です（左写真）。S型瓦を使っているので、屋根も独特のイメージがありますね。しかし、地上から見ると屋根がどのような状態か非常に分かりにくいです(右写真）。漆喰が剥がれて屋根から落ちてきた。となれば漆喰が傷んでいると分かりますが、割れているくらいでは地上からはほとんどわかりません。

続いて屋根に上って調査を行います。漆喰を近くで確認するとひび割れしている箇所が見つかりました（左写真）。それに対して、同じ屋根でも以前補修した箇所は綺麗な状態です（右写真）。
漆喰の傷んだ箇所としてはお手入れが必要な時期だと判断できますが、以前補修した箇所は今回はノータッチでも問題なさそうです。
今回の点検の結果、傷んだ箇所の漆喰詰め直し工事をご提案いたしました。漆喰詰め直しとは、既存の漆喰を剥がして新しい漆喰を詰める工事です。

■漆喰詰め直し工事

こちらは別のお住まいで行った漆喰詰め直し工事の様子です。（横浜市都筑区の屋根リフォーム）
左写真では傷んでしまった漆喰を取り外した後、漆喰を詰めている作業です。詰めた漆喰を綺麗に整えたものが右写真です。今回点検を行ったお住まいでも同じような工程で工事を行い原状回復させたいと思います。

漆喰補修については専用ページで紹介しておりますので、もっと詳しく知りたい方はそちらも合わせてご覧ください。漆喰工事について