更新日:2017年10月06日
川崎市中原区のO様から「屋根塗装工事」のお見積依頼を承りましたので、早速調査にお伺いいたしました。
暑い夏を過ぎ、塗装工事のお問い合わせを頂く事が増えてきました。日本の気候は穏やかなため、施工が不可能な時期というのはありませんが、最適と言われているのは気温も湿度も安定している春か秋です。
まず塗装工事が可能な状態なのかを確認させて頂きます。築16年のスレート材は、苔が発生し小口(屋根材端の断面)が傷んでいるようにも見えますが、破損もなく塗装メンテナンスは可能です。
調査中でO様からのふとした疑問、「屋根塗装工事には何日かかるの?」今回はこのご質問に対し、作業内容に合わせご説明したいと思います。
塗装工程を少し頭に入れておくだけで作業が把握でき、お客様の安心にも繋がるかと思います。ぜひ、参考までにご覧ください。
【屋根塗装の作業内容と日数】
1日目:屋根塗装では、洗浄時に大量の水を使用します。この水が飛び散りご近隣の皆様へご迷惑とならないように、多くの住宅で足場仮設とメッシュシートの取り付けが必要です。
2日目:高圧洗浄で屋根に付着した苔や藻、旧塗膜等を洗い落としていきます。屋根が乾くまで塗装作業はできませんので、2日目は洗浄のみです。
3~5日:屋根の乾燥次第、塗料を使用していきます。トップライトや外壁部分の塗料が付着しそうな場所に養生をし、下塗りを行います。
※屋根が著しく傷んでいる場合には、下地調整塗材を使用することがあります(下塗り2回+中塗り+上塗りと、4工程になりますので作業日数が延びます)。
下塗りにしても鋼板部分は錆びにくく仕上げる為に、ペーパー掛け+防錆剤処理を行っています。
全体の下塗り乾燥後、スレート屋根はタスペーサーの設置がありますので、すぐに中塗りという事はできません。
割れている部分があれば、その都度シーリング補修を行い、目立たないよう綺麗に仕上げていきます。
作業工程のみで考えると、足場の解体まで5~6日程は必要となります。屋根材の劣化状態や、天候による作業延期を考えるとおよそ7日~1週間を見て頂いております。
塗装は乾燥しない限りは次の工程に進むことはできません。早く終わらせますよ!という施工業者には、確かな仕上がりを求めることはできません。
塗装はただ塗っている、というわけではありません。素材に合わせ必要な下地処理を行い、長期的に綺麗で丈夫な塗膜を形成していきます。
屋根塗装に合わせ外壁塗装をご検討している方も、工期や作業内容についてご不明な点がございましたらお気軽にご相談くださいませ。
記事内に記載されている金額は2017年10月06日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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