台東区で瓦屋根の棟とり直しを行いました
更新日:2019年06月11日
瓦屋根の安全対策の調査でお伺いした台東区のお客様邸の棟とり直し工事を行いました。棟の漆喰が抜けてしまっていたり、以前の補修のやり方がおかしかったりしておりましたので今後のことを考慮してのことです。
棟の漆喰部分がのし瓦より大きくはみ出してしまっています。これではのし瓦が棟の内部に水を入れないために積んである意味がなくなってしまっています。むしろ水の出口をふさぎ、引き込んでしまう恐れすらありました。安全対策として取りなおしを行います。
まず、棟を崩していきます。棟は冠瓦、のし瓦、土と構成されていますが、再利用するのは冠瓦とのし瓦ですので、土や漆喰は廃棄物となります。土嚢袋に詰めてお持ち帰りです。
スッキリとした棟の部分には南蛮漆喰を盛って新規の棟を積み上げていきます。解体時に取り外したのし瓦を同じ高さになる様に積んでいきます。この辺りは経験の成せる業です。
二段目三段目とのし瓦を積み上げて、最後に冠瓦を被せて銅線の針金を頂点で結んで棟の取り直し作業は終了です。
記事内に記載されている金額は2019年06月11日時点での費用となります。
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